シティコネクションは4月18日、『デススマイルズ I・II』Steam版を6月23日にリリースすると発表した。価格は税込4950円。DLCやオリジナルマウスパッドが付属する限定パッケージ版も発売予定となっている。
※ 2021年8月に公開された家庭用版のPV
『デススマイルズ』シリーズは、ケイブより2007年にアーケード向けとしてリリースされた『デススマイルズ』に端を発する、横スクロールのゴシックホラーSTGだ。本作の舞台となる異世界の国ジルバラードには、地球から神隠しにあったものが度々迷い込んでいた。ジルバラードへやってきた地球人は、特殊な魔法能力を身につける。そこで、シルバラードに住む老人ディオールは、身寄りのない子どもたちを養い、彼らの魔法の力で国に貢献することで生計を立てていた。また、魔法の力によりジルバラードでは平和な毎日が続いていた。しかし、ある日ジルバラードに伝説の魔物たちが現れ、人間を襲い始める。神隠しにあった子どもたちと魔物の、地獄のような戦いが始まろうとしていた。
主人公のウィンディアは、ロンドンで暮らしていた13歳の少女。ジルバラードに迷い込んだ彼女は、風の力を使って魔物と戦うことになる。また続編『デススマイルズIIX 魔界のメリークリスマス』では、1作目後のジルバラードを舞台に、新たな戦いが展開される。
本シリーズは、横スクロールの弾幕STGである。ゲーム開始時には、特性の異なる少女たちの中から、操作キャラクターを選択。敵の攻撃を避けながら、ショットやボムを使って敵を倒し、ステージをクリアすることが目的だ。特徴的なシステムとしては、選択によってステージが分岐する仕組みが導入されている。また、ケイブのスマートフォン向け作品『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』と共通の世界観が用いられている。
本作『デススマイルズ I・II』は、『デススマイルズ』シリーズ3作と、過去の家庭用版に収録されていたアレンジモードをまとめて収録したものだ。PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch向けには2021年12月にリリースされており、Steam版は移植版となる。収録作およびモードは、シリーズ第1作『デススマイルズ』のアーケード/ノーマル/Ver 1.1。第1作のバージョンアップ版『デススマイルズ メガブラックレーベル』のアーケード/ノーマル/Ver 1.1。続編『デススマイルズIIX 魔界のメリークリスマス』のアーケード/IIX/アレンジと、合計3作品9バージョンがプレイできるわけだ。ゲームモードとしては、自機やステージの状態も設定可能なトレーニングモードと、オンラインランキングも導入されている。
また、本作では有料DLC「追加自機キャラクター『ゴシックは魔法乙女』5乙女セット 」を導入すると、『ゴシックは魔法乙女 ~さっさと契約しなさい!~』5名のキャラクターが自機として登場。5乙女と呼ばれる、ラナン/カトレア/スフレ/プルメリア/ロザリーの5人が、『デススマイルズ』および『デススマイルズ メガブラックレーベル』のVer 1.1とノーマルモードで使用可能になる。彼女たちには、ボイスやデモシーンも用意されているようだ。
『デススマイルズ I・II』Steam版は、通常版が税込4950円で6月23日にリリース予定だ。また限定パッケージ版は、税込7980円で4月18日より予約が受付中。内容としては、本編およびDLC「追加自機キャラクター『ゴシックは魔法乙女』5乙女セット 」に加えて、オリジナルマウスパッドとアレンジサウンドトラック(CDおよびDLコード)が付属。初回購入特典として、A4クリアファイルも用意されている。そのほか、一部販売店ではショップ特典も用意されている。