オンライン協力アクション『TrinityS』Steamにて4月28日早期アクセス配信開始へ。MMORPGのエンドコンテンツを凝縮したボスとの戦い

 

Indie-us Gamesは4月14日、『TrinityS』の早期アクセス配信を4月28日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、通常価格は税込1500円。5月5日までの期間は、リリース記念セールにより20%オフの1200円で購入できる。

『TrinityS』は、MMORPG風のボスバトルに挑む、オンライン協力マルチプレイアクションゲームである。本作の舞台では、天候不順や魔獣の出現など、世界に異変が起こり始めていた。人間たちは、そうした異変をエレメントのもたらす災いだと噂し、平穏な日々に不穏な影が広がりつつあった。辺境の地で暮らしていた3人の若者は、異変を感じ取り旅へ出発。強大なボスたちと戦いを繰り広げていく。

本作で旅に出たのは、盾となって味方を守るナイトのグレイ、強力な魔法で敵にダメージを与えるウィザードのエミール、癒やしの力で味方を回復するプリーストのベルの3人だ。オンラインRPG風に言い換えるとグレイがタンク、エミールがアタッカー、ベルがヒーラーに相当する。プレイヤーは、3人のうち1人を操作。自身のキャラクターの役割を果たしながら、残った2人を操作するプレイヤーかAIと協力し、ボスの攻略を目指す。


冒険者3人には、その場にとどまり続けることで強化されるパッシブスキルが用意されている。一定時間移動せずにいると、タンクのグレイはダメージ軽減。アタッカーのエミールは攻撃力アップ。ヒーラーのベルは味方への回復効果が発生し、強化されていく。移動しないことで、戦いを有利に進められるのだ。

ただし、冒険者たちが対峙するボスは、事前予告付きの範囲攻撃を使用してくる。攻撃に当たると大ダメージを負ったり、ステージ外に落とされてしまったりなど、敗北に直結する。パッシブスキルを発動しつつ、攻撃を避ける必要があるため、本作ではキャラクターの位置取りが重要なわけだ。固有のギミックを持つボスとの緊張感のある戦いや攻略など、MMORPGのエンドコンテンツ風のバトルが繰り広げられる。

そのほかの要素としては、ステージをクリアするとスキルが獲得でき、各キャラクターのスキルセットがカスタマイズ可能。フレンドとのマルチプレイに加えて、クイックマッチによるオンライン上の誰かとの協力プレイや、ソロプレイにも対応している。


本作を手がけているIndie-us Gamesは、Unreal Engineを使ってゲーム開発を得意とする大阪の企業だ。『SCARLET NEXUS』や「ガールズアンドパンツァー 最終章 第2話」など、多数の作品に協力してきた。同社のオリジナルのゲームタイトルは本作が初となる。

本作では、ユーザーからのフィードバックにより、ゲームをさらに盛り上げるため、早期アクセス配信が実施される。期間は、少なくとも6か月ほどを予定。フルバージョンへ向けて、タイムアタック機能やスキルが追加されていくという。また本作では、2022年2月に開催されたSteam Nextフェスにて、体験版が配信されていた。Steam Nextフェスの期間中には、ベルのパッシブスキルの範囲の可視化やグレイの強化調整などが実施。また公式Twitterによると、早期アクセス版ではキャラクターのステータスを含めて詳細な情報がわかるようになっているほか、ダメージ表示が見やすくなっているなど、さらなる調整もおこなわれている。体験版の配信開始時よりも、遊びやすくなっていることだろう。


『TrinityS』はPC(Steam)向けに、4月28日に通常価格税込1500円で早期アクセス配信開始予定。5月5日までは20%オフのリリース記念セールも実施されるほか、サウンドトラックの販売も予定されている。また、4月14日からはTwitterでプレゼントキャンペーンが開催される。『TrinityS』の公式Twitterアカウントをフォローし、対象ツイートをリツイートすると、抽選で5名にSteamキー3本セットがプレゼントされるそうだ。