脱力系物理建築ゲーム『The Enjenir』発表。ぐにゃぐにゃエンジニアとなり、へなちょこじゃない建物を作ろう

インディーデベロッパーのPeaty Turf(Fuzzywobs)は4月7日、建築サンドボックスゲーム『The Enjenir』を発表した。『The Enjenir』は物理演算を導入した脱力系建築ゲームだ。

インディーデベロッパーのPeaty Turf(Fuzzywobs)は4月7日、建築サンドボックスゲーム『The Enjenir』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2022年リリース予定だ。日本語表示にも対応する。


『The Enjenir』は、物理演算にこだわった建築サンドボックスゲームだ。プレイヤーは中世のエンジニアとして、さまざまな建築物を作り上げていく。作り上げた建築物を利用して仕事を完了すれば、収入と建築資材を獲得できる。「建築し、仕事をこなし、報酬でさらに建築」とのループがゲームプレイの基本となっているようだ。

ただ、その建築は一筋縄ではいかなさそうだ。本作にはかなり本格的な物理演算が導入されており、建築物は完成したそばからリアルタイムかつ正確な物理演算が適用されるとのこと。また、物理演算はプレイヤーキャラにも適用され、まるで操り人形の如き脱力した見た目となっている。各手足は個別のボタンで操作するとのことで、操作中の七転八倒も楽しみの一つとなりそうだ。なお、建築パートそのものは、利便性の高いUIにて緻密に構築・編集できる。構造工学の技術が活かせるほどの本格派とのことで、建物がへなちょこになるか、しっかり役目を果たすかはプレイヤーの能力次第なのだろう。しっかり考える建築パートと脱力操作パートの落差も魅力となりそうだ。


本作のデベロッパーについては、SteamにおいてはPeaty Turfとの名義になっている。一方で、SNS上などではFuzzywobsが本作開発元として情報などを公開している。どちらの情報元においても、開発を手がけるのは構造工学の専門家であるとしている。なんらかの理由により名義が違うだけかもしれない。Peaty Turf公式と見られるサイトによれば、開発者らは原子力やインフラ関連施設の建築にも携わっているとのこと。そのためか、本作は脱力した見た目とは裏腹に、かなり本格的な建築シミュレーション的側面ももっているようだ。

『The Enjenir』は2022年、PC(Steam)向けに発売予定。日本語表示にも対応する。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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