海洋サバイバル『サブノーティカ』シリーズ新作の開発はじまる

『Subnautica(サブノーティカ)』シリーズを手がけるUnknown Worldsは4月8日より、同シリーズ新作と思われるタイトルの開発スタッフの募集を始めている。

『Subnautica(サブノーティカ)』シリーズを手がけるUnknown Worldsは4月8日より、同シリーズ新作と思われるタイトルの開発スタッフの募集を始めた。同スタジオは、『Subnautica』ユニバースを舞台にした新作の世界観を構築する、シニアナラティブデザイナーを募っている。


Unknown Worldsは2001年に設立されたサンフランシスコを拠点とするスタジオ。2018年にリリースされた『Subnautica』は、。オープンワールドの海洋惑星を舞台に、拠点構築とサバイバルをおこないながら、潜水艇などを用いて海底を探索する水中アドベンチャーゲームだ。未知の世界を不安を抱えながら探索する没入感などが、非常に高い評価を獲得。昨年5月には続編として『Subnautica: Below Zero』をリリースし、こちらも高い評価を得ている。また、同スタジオは昨年10月、韓国のデベロッパーKRAFTONの傘下に加入。バトルロイヤルゲーム『PUBG: BATTLEGROUNDS』の開発元PUBG Studiosなどを含む、5つのスタジオと肩を並べている(関連記事)。

今回Unknown Worldsが募集しているスタッフは、『Subnautica』ユニバースの新作チームと共に、完全リモート態勢のスタジオで開発をおこなう、シニアナラティブデザイナーだ。応募には少なくとも1作のゲームで、大規模なプロジェクトでゲームの世界観を構築した経験が必要となる。ゲーム体験に説得力をもたらすドラマチックなストーリー、そして、新たなサイエンスフィクションの世界とそこに住まうエイリアンの歴史や伝承を定義する人材を求めているとのこと。開発の初期段階で、物語の方向性を確立する重要な役割となるようだ。募集の詳細は公式サイトにて確認できる。


開発はまだ初期段階ということなので、この作品がシリーズの完全な続編なのか、それともスピンオフ作品なのかは現段階で不明だ。また、Unknown WorldsはKRAFTONの傘下に加入した際、“ジャンルを定義する”ような画期的な新タイトルを開発中であると発表していた。こちらは今回募集している『Subnautica』新作とは別かもしれない。なお時期としては、2022年内の早期アクセス配信開始が予定されている。海外メディアPC Gamerによれば、同スタジオの3D環境アーティストの募集要項や、KRAFTONの2021年度の財務報告などの情報から、PCおよびモバイルデバイス向けのターン制SFストラテジーゲームである可能性が高いとみられている。

いずれにせよ、『Subnautica』シリーズはいずれも高い評価を獲得しているだけに、Unknown Worldsの次回作には大いに期待したいところだ。美しくも恐ろしい深海探索に再び繰り出せる日は、そう遠くないかもしれない。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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