SFローグライク『トライゴン: 宇宙の物語』4月28日発売へ。3Dグラフィックでシビアな『FTL』風宇宙船シム


ドイツのパブリッシャーGameforgeは4月6日、SFローグライクゲーム『トライゴン: 宇宙の物語(Trigon: Space Story)』を4月28日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、海外Nintendo Switch版もリリース予定。日本語表示に対応する。


『トライゴン: 宇宙の物語』は、大宇宙を股にかけるSFローグライクゲームだ。本作は宇宙船シミュレーション型ローグライクゲーム『FTL: Faster Than Light』の精神的後継作を謳っており、同作の影響がゲームプレイに色濃く現れている。プレイヤーは武装宇宙船を駆って、プレイごとに自動生成された宇宙空間を旅していく。宇宙ステーションや廃墟と化したコロニーなど、銀河にはさまざまなロケーションが点在。また、突如襲い来る敵性宇宙船などの脅威も待ち構えている。プレイヤーの選択や戦闘の結果によっては、船はあえなく宇宙の塵に。プレイヤーは失敗の経験を持ち越しつつ、また1から宇宙の旅に繰り出すことになるのだ。


本作の宇宙船で利用できる武装は、実に約100種類。また、宇宙船自体も複数の種類があり、クラシックな人間の宇宙船のほか、エネルギー効率の高いモデルやハイテクなモデルなどが用意されている。旅のなかで入手した資源は、船の兵器システムなどのアップグレードに活かせるようだ。そして、宇宙船クルーたちへの指示も重要となる。それぞれの個性を把握し、適材適所で能力を発揮させるのだ。戦闘やクルーの配置変更などはリアルタイムとなっており、一時停止しつつ操作をおこなっていくのが基本となる。そうした点も『FTL: Faster Than Light』を踏襲している。一方で、本作は3Dグラフィックによって描かれており、派手な宇宙戦闘なども見どころになるだろう。


『トライゴン: 宇宙の物語』を手がけるのは、ロシアのインディーデベロッパーであるSernur techだ。本作は、スタジオとして初の作品となるようだ。また、ロシア発ということで気になるのは、ロシアによるウクライナ侵攻における、不安定な情勢からの影響だ。Steamフォーラムではロシア在住と見られるユーザーから、同国からのSteamにおけるゲーム購入が困難となっていると懸念のも寄せられている。こちらには開発元が返答しており、ほかの購入先について案内しているようだ。やはり、国際情勢や制裁は現地ユーザーにも影響しているようだ。

『トライゴン: 宇宙の物語』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに、4月28日リリース予定。日本語表示にも対応する。