環境破壊アクション『Teardown』Steamにて4月21日正式リリースへ。大好評のぶっ壊し泥棒サンドボックス


デベロッパーのTuxedo Labsは4月6日、現在Steamにて早期アクセス配信中の環境破壊アクションゲーム『Teardown』を正式リリースすると発表した。正式リリースおよび1.0アップデートはPC(Steam)向けに、月21日に配信予定。日本時間としては、4月22日になる可能性もありそうだ。1年半にもおよぶ拡張アップデートを重ね、満を持しての正式リリースとなる。


『Teardown』は、一人称視点で展開されるサンドボックス・アクションゲームである。本作の世界はすべてボクセルで構築されており、ゲーム内のあらゆるオブジェクトは物理演算に基づき破壊可能。自由度の高さとパズルアクション的な要素が持ち味のタイトルだ。ストーリー要素もあるキャンペーンモードのほか、車両やアンロックした道具を用いてマップ内を自由に遊びまわるサンドボックスモード、さまざまな課題に挑戦するチャレンジモードが用意されている。キャンペーンモードでは、プレイヤーは借金を抱える会社の経営者となり、お金を稼ぐために怪しげな人物からの依頼をこなしていく。

依頼される仕事は多種多様。たとえば、立ち退きを拒む古い住宅を“どかせ”たり、脱税疑惑のある会社のPCを“借りて”きたり、あるいは依頼者の船が停泊できるよう港湾にスペースを“作ったり”など。多様なツールや車両を使いながら、本作の持ち味である「オブジェクト破壊」によって任務達成を目指すのだ。合法とはいえない仕事の中では、警報や警備員、しまいには警備ロボットにまで対処する必要があるため、下見段階でしっかり計画を練り、必要ならばあらかじめルートを構築しておくことも重要となる。


正式リリースとなる1.0アップデートでは、各マップへの追加ミッションを含む、さまざまな追加要素も実装される。粒子や煙の演算・描写が強化されるほか、拠点には的を狙うだけでなく、クレー射撃も楽しめる射撃練習場が追加。ほかにも、Cullingtonの町がサンドボックスモードでのマップとして実装され、今までの雪景色と対照的な夏の町並みも追加されるようだ。


本作は、2020年10月に早期アクセス配信を開始し、これまでに新たなマップやチャレンジなどのコンテンツの追加や、Steam Workshopへの対応、フォトモードの追加などを実施。昨年12月にはキャンペーンモードに後半部分が追加されて同モードが完成したほか、Modに対応するための拡充もおこなわれた(関連記事)。また、本作の特徴でもある破壊表現と物理演算のパフォーマンス改善も進められてきている。

Steamのユーザーレビューでは、現時点で約3万5000件中96%が好評とする「圧倒的に好評」のステータスを獲得。すでにいくつかの賞も受賞しており、早期アクセスの段階から大きな成功を収めているタイトルだ。

『Teardown』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。正式リリースは4月21日に配信予定だ。


なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。