『星のカービィ』人気曲「メタナイトの逆襲」アレンジがグラミー賞に輝く。ベストアレンジメントとして
第64回グラミー賞にて、『星のカービィ』BGMのアレンジ曲が表彰されている。Best Arrangement, Instrumental or A Cappella に輝いたようだ。
表彰された曲は「Meta Knight’s Revenge」。もともとは『星のカービィ スーパーデラックス』のゲームモード「メタナイトの逆襲」の戦艦ハルバードをベースとした曲だ。石川淳氏が手がけた楽曲で、時間制限のある緊張した状況のなか、ハルバードを駆けていく疾走感が、BGMとして見事に描かれている。同曲はもともとふたつに分かれており、『星のカービィ スーパーデラックス』では、「メタナイトの逆襲:ステージ」「戦艦ハルバード:艦内」として収録。実際のところ、「メタナイトの逆襲:ステージ」「戦艦ハルバード:艦内」であわせて、「メタナイトの逆襲」としてアレンジされることも多い。
「Meta Knight’s Revenge」は、そんな「メタナイトの逆襲」をアレンジした楽曲。チップチューンアーティストであるButton MasherことJake Silverman氏がアレンジに参加し、The 8-Bit Big Bandが演奏を担当。原曲の疾走感はそのままに、ジャズ調にアレンジされておりラグジュアリーさ漂う。原曲の魅力をそのままに、小洒落たアレンジにより、ユニークなジャズサウンドになっているわけだ。
The 8-Bit Big Bandは、さまざまなゲームサウンドのアレンジを演奏するグループ。おなじみのゲームの音楽を、ビッグバンドとしてアレンジしているわけだ。原曲の魅力はもちろんのこと、The 8-Bit Big Bandによる編曲や演奏が高く評価され、グラミー賞に輝いたのだろう。同グループを率いるCharlie Rosen氏は、グラミー賞の発表の場で、Silverman氏と共にコミカルに表彰を喜んでいる。Rosen氏は、関係者を讃えたほか、任天堂および作曲家の石川淳氏へ感謝の言葉を贈っている。
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