個人開発者のBryce Summer氏は3月30日、ハンドスピナーを回すRPG『Fidget Spinner RPG』について、5月2日から早期アクセス配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Fidget Spinner RPG』は、回転するおもちゃハンドスピナー(Fidget Spinner)を回しまくるRPGだ。画面には基本的に、ハンドスピナーが表示されているのみ。プレイヤーは、ハンドスピナーをひたすら回転させることになる。しかし、ただ回すだけではない。本作には装備やクラフトシステムのほか、Mining(採掘)・Blacksmithing(鍛造)・Alchemy(錬金術)といったスキルも存在。RPG要素を活用して、「馬鹿げた回転数」まで回転速度を追求できるのだ。回転しすぎたハンドスピナーは煙をあげ、やがて発火し、そのうち謎のエネルギーを放出して宇宙的エフェクトを放ち始める。現実では不可能な次元までスピンを突き詰められる作品だ。
『Fidget Spinner RPG』は5月2日より、約半年から1年間の早期アクセス配信期間を見込んでいる。早期アクセス配信版の内容としては、ゲームの基本要素となる7種類のスキルがリリース時点から実装される予定とのこと。また、各スキルに対応するTalent(能力)ツリーや能力なども利用できるそうだ。正式版では、いわゆる「強くてニューゲーム」ができるプレステージシステムや、NPCを雇っての自動化の仕組みを実装。ほかにも、魔法や能力のクラフトシステムや、アイテムをスクラップ化して素材を得るシステムなどを実装予定とのこと。
本作を手がけるのは、個人開発者のBryce Summer氏だ。同氏は過去に、折り紙ゲーム『Paper – A Game of Folding』や、サイケデリックなリズムゲーム『Roundabout』シリーズなど、個性的な作品を手掛けている。Summer氏がハンドスピナー体験をRPGシステムでどのように料理するのか期待したい。
『Fidget Spinner RPG』は5月2日より、Steamにて早期アクセス配信開始予定。早期アクセス配信期間は半年から1年間を見込んでいる。価格は明かされていないものの、早期アクセス配信期間中にはコンテンツ追加に応じて値上げしていくとのこと。