時間逆行パズル『Relash』Steamにて3月30日配信へ。時の流れを反転させ、過去の自分を利用

国内のインディーゲーム開発スタジオRetroGradeGamesは3月23日、『Relash』を3月30日にリリースすると発表した。『Relash』は、過去の自分を利用して仕掛けを解く、3Dパズルアクションゲームだ。

国内のインディーゲーム開発スタジオRetroGradeGamesは3月23日、『Relash』を3月30日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発表に合わせて、トレイラーなどの動画も公開されている。
 

 
『Relash』は、過去の自分を利用して仕掛けを解く、3Dパズルアクションゲームだ。本作で主人公は、謎の施設からの脱出を目指して、先へ進もうとする。施設内には多数の部屋が存在し、部屋の中には箱やスイッチといったギミックが設置されている。ただし各部屋で待ち受けている仕掛けは、もう1人誰かの手が必要なものや、手順を逆にしないといけないものなど、通常の手段では解けないものばかりだ。パズルの仕組み上、単純にギミックを動かしているだけでは、先へ進めないわけである。

そこで本作では、過去の自分を利用してパズルを解いていく。各部屋内には、謎の装置へ入るゲートが設置されている。プレイヤーが装置に入ると、映像を逆再生するように、その瞬間から時間が逆行を始める。時間の経過と共に、落下してきたブロックは元の位置まで上昇し、閉じた出入り口は再び開く。逆行する時間の中で、過去の自分の行動を活かして仕掛けを突破するわけである。
 

 
例えば、部屋の中にスイッチが設置されており、スイッチが押されている間だけ出入り口が開くとしよう。ほかにオブジェクトはなく、出入り口を開けるためには自分自身が上に乗る必要がある。しかし、出入り口に向かおうとスイッチから離れると、出入り口は閉じてしまう。このままでは脱出不可能であるが、スイッチに数秒間乗ったあと装置に入って時間の流れを逆にすると、過去の自分がスイッチを作動させている。出入り口が開いているうちに先へ進めば、部屋から脱出できるわけだ。トレイラーを見る限りでは、転がってくる大きな玉や触れるとやられてしまうレーザー、ブロックが流れるベルトコンベアなどが登場。時間が逆行する装置を使って、危険なギミックも掻い潜ることになりそうだ。
 

 

 
本作を手がけているのは、国内のインディーゲーム開発スタジオRetroGradeGamesだ。同スタジオは、京都大学所属の松本龍之介氏が代表を務める5人の大学生チーム。本作は、元は代表の松本龍之介氏が個人開発していたもので、2021年2月にはフリーゲームとして公開されていた。現在はSteamで配信されていた体験版も含め、製品版のリリースに向けて配信が中止されている。プレスリリースによると、本作では『Portal』や『The Talos Principle』などの影響を受けているという。両作のような、頭を使う本格的なパズルが期待できそうだ。

Relash』は、Steamにて3月30日にリリース予定だ。




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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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