無料クリッカーゲーム『Tap Ninja – Idle Game』がSteamでにわかに好調。街づくりで収入を増やし、やがては秒間億万長者
Steamにて、とある無料ゲームが好評を博しているようだ。デベロッパーのBroken Glassは3月17日、放置系アクションゲーム『Tap Ninja – Idle Game』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/iOS/Android。
『Tap Ninja – Idle Game』は、横スクロールで展開されるクリッカーゲームだ。プレイヤーは、とある無名の忍者。ステージを走り続け、敵の侍が現れればタイミングよく刀による斬撃を繰り出し、切り捨てていく。侍は切り捨てるとお金を落とし、入手することができる。
そして忍者が走り続けている間、プレイヤーは街を作ることが可能。タブを開き、手に入れたお金を投資することで、農場や鉱山など、さまざまな街の施設をアップグレードすることができる。街の各施設は、育てれば育てるほど、自動でお金を貯め続けてくれる。成長するほど秒間で手に入る金額が上昇するため、街が発展するほど、クリックせずに放ったらかしでお金が手に入るようになるのだ。
こうして稼いだお金は、忍者自身のスキルをアップグレードすることにもつながる。倒した侍が落とす小銭の数を増やしたり、街で得られるお金を増やしたり、さらに効率よくお金を稼ぐ手段が増えていく。お金を稼いでアップグレードし、アップグレードしてさらにお金を稼ぐのだ。また、一度ゲームをリセットする転生によって、さらに強力なアップグレードを入手することもできる。
本作はリリース直後に数百人規模のユーザーベースを抱えていたものの、3月19日ごろからその規模が拡大。ピーク時同時接続プレイヤー数は2808人に到達し、その後も1500人~2500人程度のプレイヤー数を維持している。完全新規の無料タイトルとしては、なかなか好調なペースだといえるだろう(SteamDB)。
Steamストアレビューとしては本稿執筆時点で195件が寄せられ、「やや好評」とのステータスを獲得している。数字がどんどん膨れ上がっていく楽しさと中毒性に加えて、すっきりしたUIや、課金要素が主張しないことなど、全体的にまとまったデザインも高評価を得ているようだ。一方、完全に放置するよりもクリックして積極的に敵を倒した方が効率的にお金が貯まる設定となっているため、完全な「放置ゲーム」として本作を捉えるかどうかは好みが分かれるようだ。
本作はSteamストアページにてロードマップを公開中。今後の予定としては、まず2022年の春にデイリークエスト・ウィークリークエストを実装する。難易度によってさまざまな報酬が手に入るようだ。続いて夏、多数の種類のペットを追加。それぞれ異なるボーナスをもっており、プレイヤーのそばでともに戦ってくれるという。
さらに秋には、征服(Conquest)要素を実装。リーダーとして忍者たちを雇用し、さまざまなミッションに送り出す要素が導入される。冬にはアーティファクト要素が登場し、武器のパーツをカスタマイズしたり、素材を集めてパーツを生成したりすることができるようになる。そして2023年にはウィークリー/2週ごとに登場するイベントとして「Dimensions」が実装。時間をさかのぼった先で秩序を取り戻すといったイベントが起こるそうだ。
『Tap Ninja – Idle Game』はPC(Steam)/iOS/Android向けに無料で配信中だ。
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