メトロイドヴァニアアクション『Ghost Song』2022年発売へ。約9年もの開発期間を越えて


Humble Gamesは3月18日、2Dアクション・アドベンチャーゲーム『Ghost Song』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Humble Bundle)で、2022年リリース予定だ。
 

 
『Ghost Song』は、謎に満ちた異星を探索するアクションアドベンチャーゲームだ。本作の舞台となるのは、荒涼とした風景の広がる衛星ロリアン。主人公は、長きにわたってその地で休止状態にあったデッドスーツだ。デッドスーツがロリアンの地上で目覚めた時には、武装も整い戦闘準備も完了していた。しかし、何か違和感も感じられる。主人公は謎を解き明かすため、ロリアンの闇の奥へと足を進めていく。
 

 
本作は開発初期段階にて、『スーパーメトロイド』および『ダークソウル』シリーズの影響を受けたと明かしていた。2Dで描かれた世界を探索し、隠しエリアやパワーアップを発見していくいわゆる「メトロイドヴァニア」ジャンルの作品となっている。また、モジュールによるスーツカスタマイズ機能やレベルアップ要素など、RPG要素も盛り込んでいるようだ。戦闘は、遠距離武器であるブラスターと近接武器を使い分けるシステムとなっており、ブラスターの射撃を重ねると近接攻撃が強力になるなどのシステムもあるとのこと。また、手強い敵との緊張感ある戦闘も楽しめるそうだ。
 

 
『Ghost Song』を手がけるのは、インディーデベロッパーOld Moon。開発者Matt White氏による個人スタジオと見られる。実をいえば、本作は2013年には始動している。すなわち、9年近い開発期間を経ているのだ。開発元は当時、クラウドファンディングサイトKickstarterにてキャンペーンを実施し、本作の開発資金を募っていた。同キャンペーンは無事に成功を収めたものの、開発は難航。ゲームの大半を完成させながらも技術的問題に直面し、途中で別ゲームエンジンに切り替えての“再始動”を決断した一幕もあった。なお最終的に『Ghost Song』はUnityにて制作されているようだ。そして今回、Humble GamesがパブリッシャーとしてOld Moonをサポートすることが明らかになり、ついに作品が世に出る運びとなったのだ。
 

*昨年8月時点での、本作デモビルドのプレイ映像

 
『Ghost Song』はPC(Steam/Humble Bundle)向けに2022年発売予定。