「ペルソナ」格闘ゲーム『P4U2』リマスター版は、発売後にロールバックネットコード対応へ。新情報公開

アトラスは2月28日、『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド(以下P4U2)』リマスター版の解説動画を公開した。本作のオンライン対戦ではロールバックネットコードに対応するという。

アトラスは2月28日、『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド(以下P4U2)』リマスター版の解説動画を公開した。解説動画「私をリングに連れてって!雪子姫の『P4U2』チャレンジ!(前後編)」によると、本作のオンライン対戦ではロールバックネットコードに対応。快適なオンライン対戦が可能になっているそうだ。

https://youtu.be/jGHEktAyEQE

『P4U2』は、『ペルソナ4 ザ・ゴールデン(以下P4G)』のキャラクターたちが登場し、本編後の物語を描いた格闘ゲームだ。『P4U2』の前作『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ(以下P4U)』の舞台は、『P4G』のエンディングから数か月後だ。

稲羽市では、なぜか再びマヨナカテレビが流れていた。マヨナカテレビの放送と同時に自称特別捜査隊の仲間たちが次々に失踪しており、主人公たちは異常事態に立ち向かうべく再びテレビの中へダイブ。マヨナカテレビで放送されていた謎の格闘番組「P-1 Grand Prix」で戦うことになる。『ペルソナ4』だけでなく『ペルソナ3』のキャラクターたちも登場。主人公たちが番組の謎を追い、黒幕の正体へと迫っていくストーリーが描かれていた。また続編『P4U2』では、稲葉市に赤い霧が発生。主人公たちは現実世界を舞台に、囚われた仲間を救うべく戦いを繰り広げれる。

一方、格闘ゲームとしての『P4U2』では、自称特別捜査隊のメンバーやシャドウタイプのキャラクターも含め、37体がプレイアブルキャラクターとして登場している。ゲームシステムとしては、連打でコンボが繋がる仕組みが搭載。ストーリーモードには自動操作に切り替えられるAUTO MODEも用意されており、初心者でも遊びやすくなっている。


『P4U2』リマスター版では、既報のとおりグラフィックの解像度が向上しており、アーケード版の最新バージョン2.50での戦いが展開される。追加キャラクターや追加BGM、足立視点のストーリーなど、過去に発売されていたDLCも多数収録。版権の都合もありすべては収録できなかったというが、ほぼすべてのDLCが同梱されているそうだ。

また、動画内では新たにオンライン対戦でのロールバック機能対応が発表された。ロールバック機能(ロールバックネットコード)とは、遅延が感じづらく、安定した操作でオンライン対戦ができる技術だ。従来のディレイベースのオンライン対戦では、通信にかかる時間をディレイによって解決していた。そのため、回線状況によって不安定になったり、数フレームのラグが生じたりといった問題が発生していた。ロールバック方式では、入力予測を元にした画面表示と再計算を実施。これによって物理的に距離が遠く離れた相手とも、より快適にオンラインで対戦できるわけだ。

本作のロールバック機能は、PlayStation 4/Steam版を対象に、2022年夏頃実装予定。なお特に海外のユーザーからの期待に応える形で、実装が決まったそうだ。


『P4U2』リマスター版は、PlayStation 4/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに3月17日発売予定。価格はPlayStation 4/Nintendo Switch版が税込3278円、Steam版が税込2980円となっている。また解説動画「私をリングに連れてって!雪子姫の『P4U2』チャレンジ!(前後編)」内では、本作の特徴や対戦の様子などが紹介されている。





※ The English version of this article is available here

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

記事本文: 2573