高難度を謳うドローイングアドベンチャー『Abyss Memory -飛べない天使と魔法の線-』体験版配信開始。道を描いて天使を導き、壁を作って敵から守る

国内デベロッパーのバイキングは2月24日、『Abyss Memory -飛べない天使と魔法の線-』の体験版を配信開始した。『Abyss Memory -飛べない天使と魔法の線-』は、空中に描いた線で天使を導く、ドローイングアドベンチャーゲームである。

国内デベロッパーのバイキングは2月24日、『Abyss Memory -飛べない天使と魔法の線-』の体験版を配信開始した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)で、ニンテンドーeショップおよびSteamストアページからダウンロード可能。体験版には、ゲームの序盤が収録されている。
 

 
『Abyss Memory -飛べない天使と魔法の線-』は、空中に描いた線で天使を導く、ドローイングアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、天空と地上に分かれた世界。主人公のマリィは、天空世界に住む好奇心旺盛な天使の少女だ。マリィは、天空世界で一番大きな蔵書庫へと通い、本を読み漁っていた。動物や食べ物など、自身の知らない知識が書かれた本の存在が、マリィにとってかけがえのないものだったからだ。

ある日、マリィは表紙にアビスと書かれた白紙の本を発見。本をきっかけにもう一つの世界へ興味をもち、天空世界の端から雲の下を覗こうとする。しかし、マリィは身を乗り出した瞬間に足を滑らせ、天空世界から落ちてしまう。もう一つの世界アビスを探索する、天使の少女の冒険が幕を開ける。
 

 
アビスに落下したマリィは、好奇心に導かれ世界を探索しようとする。しかしマリィは、アビスに落ちた際に受けた不思議な力により、歩き続けるようになってしまった。具体的には、基本まっすぐ進み、壁などにぶつかると振り返り、立ち止まることはできない。そのままでは探索どころか命が危ういため、プレイヤーがもう1人の主人公ライラとして、マリィの冒険をサポートする。

ライラには、空中に線を描く能力が備わっている。描いた線は、その場に固定された状態で実体化。マリィも含めて、世界に干渉できる。マリィの前に線を描いて道を作ったり、レーザーを線で遮ったりなど、線を描いてマリィを導いていくわけだ。本作にはステージ制が採用されており、どこかに設置された本に触れるとステージクリア。線は、描いてから一定時間経過すると消え、線を描く際には時間経過で回復するゲージを消費する。また、ステージ上の仕掛けとしては、敵やギミックからの攻撃を弾くことで道が開けるものもあるそうだ。
 

 

 
本日2月24日に配信された体験版には、ストーリーも含めて本作の序盤が収録。斜めに線を描いてマリィを上に導いたり、線を使って敵やトゲからマリィを守ったりなど、本作の基本的な要素が確認できた。なおプレスリリースなどでは、「超難解」や「ドM」といった、高い難易度を示唆するワードが使用されている。体験版の範囲内では難しい要素は見当たらなかったが、ゲームを進めていくと難しいステージが登場するのかもしれない。

本作を開発しているバイキングは、国内のゲーム開発会社だ。『星と翼のパラドクス』や『ガンスリンガー ストラトス』といったアーケード向けの対戦アクションゲームや、『僕のヒーローアカデミア One’s Justice』などの開発を担当してきた。本作は同社が手がけてきた作品と異なるジャンルであるが、同社の若手だけで構成されたチームで開発が進められているそうだ。

『Abyss Memory -飛べない天使と魔法の線-』はNintendo Switch/PC(Steam)向けに、2022年4月28日発売予定。価格は、Nintendo Switch版が税込2400円、PC版が税込2300円。ニンテンドーeショップおよびSteamストアページでは、ゲーム序盤が遊べる体験版が配信されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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