日本一ソフトウェアは2月24日、『void* tRrLM2(); //ボイド・テラリウム2』を6月30日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switch。価格はパッケージ・ダウンロード版ともに税込7678円となっている。
『void* tRrLM2(); //ボイド・テラリウム2』は、ロボットとなって少女をお世話していくダンジョンRPGだ。2020年1月23日に発売された『void tRrLM(); //ボイド・テラリウム』の続編となる。本作の舞台は、人類が汚染菌類によって滅びてから数百年後の世界。スクラップ上に廃棄されていたロボットは、廃墟にて生き残りの少女トリコに出会う。献身的なロボットは、トリコを生き延びさせるべく奔走。食べ物やオブジェクトをクラフトし、生存環境テラリウムを築きあげた。トリコを利用する人類復興計画など、さまざまな困難を乗り越えたロボットたちは、ふたたびトリコをお世話する日々に戻ろうとしていた。
そんな矢先、トリコの身体に少しずつ朽ちていく症状が現れる。これまでに発症した病気とは異なり、はっきりとした原因が分からない。ロボットは一度破壊されてしまったファクトリーAIと協力しながら、新たな症状の原因を突き止めるため、トリコや人類の過去について調査することとなる。
少女トリコは前作同様、有毒な菌類に汚染された世界ではひとりで生きていくことができない。ロボットとなって、トリコが過ごす生存環境テラリウムを整え、お世話をしてあげよう。お世話に必要な食べ物やオブジェクトをつくるための資材は、ダンジョンとなる廃墟を探索することで入手できる。
本作は、トリコのお世話要素が前作からパワーアップ。ガラス瓶のテラリウムに家具や植物などのオブジェクトを飾ることで、自分だけのテラリウムをつくることができる。本作には、新たに温度・湿度といったテラリウム内の環境に影響を与えるオブジェクトが登場する。たとえば加湿器や水草といったオブジェクトを配置すれば、湿度の高いテラリウムが完成。ガラス瓶内にはほんのり湯気が漂い、結露も発生する。また外観だけでなく、トリコの行動も環境に応じて変化していく。さまざまな環境のテラリウムをつくることで、トリコのキュートなリアクションが楽しめるのだ。
汚染された環境では、トリコが病気にかかってしまうことがある。体が風船のように膨らんでしまったり、カラカラに干からびてしまったりと、本作では新たな奇病も発症するようだ。トリコが何らかの病気にかかってしまった際は、ファクトリーAIと協力して治療しよう。
本作の企画およびキャラクターデザインを担当するのは古谷優幸氏。シリーズ前作や、『htoL#NiQ -ホタルノニッキ-』『ロゼと黄昏の古城』のディレクター兼キャラクターデザインを務めている。続編となる本作では、幻想的で退廃的な美しい世界観や、少女が大変な目に遭わないようお世話するといった要素を引き継ぎつつ、さらにパワーアップさせているという。新要素の導入によって、無垢なトリコの魅力がさらに深まる作品となりそうだ。
『void* tRrLM2(); //ボイド・テラリウム2』は、PlayStation 4/Nintendo Switch向けに6月30日発売予定だ。
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