インディーデベロッパーのRevmatekは2月23日、樹木シミュレーションゲーム新作『Tree Simulator 2023』のSteamストアページおよびトレイラーを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、4月1日発売予定だ。
『Tree Simulator 2023』は、樹木シミュレーションゲーム『Tree Simulator』シリーズの最新作。同シリーズは2019年発売の『Tree Simulator 2020』を皮切りとして、新要素などを盛り込みつつ毎年新作がリリースされている。まず、シリーズを通じて基礎となるゲームプレイについて解説したい。本作では、プレイヤーが木になれる。以上だ。
また、本作ではプレイヤーの木ライフをサポートする、さまざまな要素が拡充されている。最新作『Tree Simulator 2023』では、前作まで最大100人までだったマルチプレイが最大256人へと大幅拡張。また、テキストによるゲーム内チャットのサポートや、根っこを伸ばして移動できるといった興味深い機能も搭載している。そもそも木が動くことに対する疑問は拭えないものの、本作のシンプルなゲーム性を押し広げるための一手なのかもしれない。
また、プレイヤーは30種類にのぼる木からチョイスして好みの木になれるほか、装飾要素や天気や昼夜概念も盛り込んでいる。木のカスタマイズも可能で、四季折々で変わる木の姿を楽しめる、こだわり要素も実装される。プレイヤーは木となり、木となった自分やほかプレイヤーたちの美しい姿を眺めて、木のきもちに浸れるのだ。
なお、前作『Tree Simulator 2022』はユーザーに好評を博しており、記事執筆現在のSteamユーザーレビューは702件中98%が好評の「圧倒的に好評」となっている。ただ、プレイヤーたちが本作を冗談として受け止めているのか、本気で木になれることに癒やされているのかは、なかなか判断に迷う面がある。というのも、「とても木」と一言だけ投じるユーザーもいれば、同作を1700時間以上プレイした上で「終わりも始まりもない、ただ木がある」と哲学的なレビューを投じる者もいるのだ。最新作『Tree Simulator 2023』があなたに癒やしを届けてくれるのか、実際に木になって確かめるしかないだろう。
『Tree Simulator 2023』は4月1日、PC(Steam)向けに発売予定。