カプコンは2月21日、『カプコン ファイティング コレクション』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox Oneで、6月24日発売予定。価格は、ダウンロード版が4990円、Nintendo Switch/PS4向けパッケージ版が5489円(ともに税込)。
『カプコン ファイティング コレクション』は、カプコンの格闘ゲーム10タイトルをセットにした作品だ。収録タイトルは以下のとおり。アーケード版のなかから、人気のバージョンをセレクトしたとのこと。
・ハイパーストリートファイターII
・ポケットファイター
・パズルファイター
・ヴァンパイア
・ヴァンパイア ハンター
・ヴァンパイア セイヴァー
・ヴァンパイア ハンター2
・ヴァンパイア セイヴァー2
・サイバーボッツ
・ウォーザード
このうち、『ウォーザード』は家庭用向けとしては初移植となる。また、『ヴァンパイア ハンター2』『ヴァンパイア セイヴァー2』以外については、日本版と海外版の両方を収録。各タイトルの不具合の修正やクオリティアップもおこなわれているという。
収録全タイトルは、オンライン対戦にも対応する。実力が近いプレイヤー同士が自動でマッチングされる「カジュアルマッチ」や、収録タイトルごとの勝敗で手に入るポイントでランキングが変動する「ランクマッチ」、最大9名まで参加可能なロビーを作成して対戦できる「カスタムマッチ」が用意される。カスタムマッチではルールの設定にも対応し、対戦待ちのあいだにはほかの対戦を観戦可能だ。なお、クロスプレイには対応しない。
ほかの新機能としては、まず必殺技やコンボの練習ができる「トレーニングモード」を収録(『スーパーパズルファイターII X』は除く)。キー入力やアタックデータを表示したり、相手のアクション状態の設定をしたりといったことも可能だ。
ゲーム内実績機能である「ファイター アワード」も搭載。特定のタイトルをプレイするだけで解除できたり、すべてのエンディングを見るといった歯ごたえある解除条件もあるそうだ。
ゲーム画面は、オリジナル版を再現したものを含め、5種類の画面サイズから選択可能。また、アナログモニタやアーケードモニタなどを再現するフィルター機能を利用したり、画面の左右に壁紙を設定したりすることもできる。
ゲーム設定においては、まずボタンカスタマイズが可能。さらに、コマンド入力の必殺技をワンボタンで出すように設定することもできるという。ただし、ワンボタン必殺技はランクマッチでは使用不可である。
このほか、CPUの難易度やゲームスピード、最大ラウンド数なども設定可能。また、CPUとの対戦中の好きなタイミングでセーブし、ロードできる機能も用意される。
各タイトルの開発資料やアートを閲覧できる「ミュージアム」モードも搭載される。ポスタービジュアルやインストカードをはじめ、未公開のキャラクターラフやゲームの企画書など、500点を超える膨大なギャラリーを閲覧できるとのこと。
さらに、アーケード版オリジナル音源を400曲以上収録するサウンドプレイヤーも用意される。ミュージアムにて閲覧・視聴しながら、オンライン対戦を待ち受けるといった使い方もできる。
『カプコン ファイティング コレクション』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに6月24日発売予定だ。
通常版のほかに、『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』とセットにした「ファイティング レジェンズ パック」も同日発売される。価格はダウンロード版が6990円、Nintendo Switch/PS4向けパッケージ版が7689円(ともに税込)。パッケージ版には、カプコンイラストレーターのヒナナナ氏描き下ろしの収納BOXが同梱される。
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