銃弾地獄FPS『Scathe』発表。撃ちまくって撃たれまくる、マルチ対応銃弾の嵐シューター

Damage Stateは2月16日、弾幕系FPS『Scathe』を発表した。『Scathe』は、一人称視点の弾幕系シューティングゲームだ。雨のような銃弾がプレイヤーを襲う。

英国に拠点を置く開発チームDamage Stateは2月16日、弾幕系FPS『Scathe』を発表した。パブリッシングを担当するのはKwalee。プラットフォームは、PC(Steam/Epic Gamesストア)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売予定だ。海外メディアIGNが報じている。なおリリース時期は2022年内で、価格は未定とのこと。


『Scathe』は、一人称視点の弾幕系シューティングゲームだ。プレイヤーが操るのは、地獄の軍団の執行者 であるScathe。強大な悪魔を相手に、薄暗い地獄の迷宮からの脱出を目指すこととなる。公開されたトレイラーでは、おびただしい数の弾丸と、早いペースで展開されるスピード感が印象的だ。銃弾のスピードをグッと落とし弾数を極端に増加させ、雨のような銃弾がプレイヤーを襲う。敵による四方からの追撃に対応したり、その弾幕パターンを把握するには、素早い思考力と記憶力が求められるだろう。

アリーナゾーン内で勃発する戦闘や、クラシカルなビジュアルスタイルからは、『DOOM』からの影響がうかがえる。『Scathe』はそれに加え、弾幕要素が組み合わさることで、一風変わった作品に仕上がっている印象だ。本作では、オーソドックスな機関銃に加え、矢を放つボウガンや火炎放射器、ショットガンといった取々の武器が登場。多様な武器を扱いながら、悪魔による容赦ない弾幕地獄を回避しつつ、敵や迫りくる砲火を粉砕するのだ。


また本作は、ドロップイン・ドロップアウト方式のマルチプレイに対応しており、最大3人の仲間と共に戦うことができる。同モードでは、ライフをほかのプレイヤーと共有する方式を採用。トレードオフ要素により、プレイヤーは身勝手な行動が許されず、プレイヤー同士の連帯がより求められるようだ。

『Scathe』を制作するのは、英国を拠点においた開発チームDamage State。「AAA級のタイトル」を目標に本作の開発が進められてきた。メンバーはわずか3人と小規模ながら、それぞれが約10年以上にわたり複数のAAA級ゲームの開発に携わった経験があるという、精鋭チームである。また本作のパブリッシングを担当するのは、同じく英国に拠点を置くKwalee。同社は、イギリスのデベロッパーCodemastersの創業者で、元CEOのDavid Darling氏によって設立された。「Hyper Casual Game」をモットーに、主にモバイルゲームを中心に開発を担当。「ついプレイしてしまう中毒性」をゲーム開発における原理原則に掲げ、その甲斐あってか、同社がリリースした作品のダウンロード数は、約7億ダウンロードを突破。近年ではパブリッシング事業も展開しており、過去には、謎解きアクション『Eternal Hope』などをリリースし、今後は剣戟戦闘アクション『Die by the Blade』をパブリッシング予定(関連記事)。

『Scathe』は、PC(Steam・Epic Gamesストア)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けにリリース予定。2月21日から28日まで開催されるゲームの祭典Steam Next Festでは、本作のデモ版が配信予定とのこと。

Yu Naganeo
Yu Naganeo

野生のグラフィックデザイナー。ゲームをプレイすることを「ゲームを食べる」と言う。

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