『エルデンリング』PC版の動作環境が明かされる。作品規模にあわせ、過去作よりやや高めのスペックに

 

フロム・ソフトウェアは2月15日、同スタジオ最新作『エルデンリング』PC版の動作環境を公開した。極めて高いスペックは要求されないものの、作品の規模感に応じたPC性能が必要となるようだ。

『エルデンリング』はフロム・ソフトウェアが贈る新作アクションRPG。開発元過去作である『ダークソウル』シリーズなどのゲームプレイを受け継ぎつつ、新システムなどを盛り込んでいる。本作の特徴のひとつが、舞台をオープンなフィールドへと移している点だ。過去作に比して、自然が多く開けた場所などのロケーションも多め。また、マップの規模感も大きくなっており、PC版における必要スペックや要求ストレージ容量はやや気になる点だった。
 

 
今回公開された『エルデンリング』動作環境は上記公式ツイートのとおりだ。まず、必要(最低)動作環境についてはCPUがIntel Core i5-8400/AMD Ryzen 3 3300X、GPUはNVIDIA GeForce GTX 1060 3GB、AMD Radeon RX 580 4GBとなっている。PCのメインメモリについては12GB必要のようだ。一方で、推奨動作環境についてはCPUがIntel Core i7-8700K/AMD Ryzen 5 3600X、GPUについてはNVIDIA GeForce GTX1070 8GB/AMD Radeon RX Vega 56 8GBが必要。メインメモリは16GB以上となっている。

必要ストレージ容量は60GBで、DirectXバージョンについてはDirectX 12。OSについても、Windows 10および11のサポートとなっている。同スタジオの直近の作品『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のPC版動作環境と比較すると、まずDirectXの対応バージョンが11から12に上がっている。OSについても同作でサポートしていたWindows 7/8は表記から無くなっているようだ。同OSは必ずしも『エルデンリング』が動作しないとは限らないものの、アップデートしておいた方が無難ではあるだろう。

そして、60GBの必要ストレージ容量も、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の25GBから2倍以上となっている。この点は、グラフィックの向上や作品規模感の拡大を反映しているのかもしれない。また、『エルデンリング』はPS5/Xbox Series X|Sにネイティブで対応する作品でもある。次世代機に合わせた要求スペック上昇は自然な流れでもあるだろう。以上を総合すると、『エルデンリング』の要求スペックは過去作に比して上がっているといえそうだ。
 

 
『エルデンリング』は2022年2月25日、PC(Steam)およびPlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売予定。