Henteko Doujinは2月8日、『Graze Counter GM』の最終体験版をSteamにて公開した。Steamストアページ右側にある「デモをダウンロード」から、体験版はダウンロード可能。2ステージ分の内容を、2人のプレイアブルキャラクターや複数のゲームモードでプレイできる内容となっている。
『Graze Counter GM』は、グレイズ(かすり)によるカウンター攻撃を使って攻略する、縦スクロール2D弾幕STGだ。本作の舞台である23世紀では、仮想ネットワークシステムEDENによって人類が繁栄していた。しかし、ある時EDENが暴走し外部との通信が断絶。仮想空間に精神接続していた1億人がEDENに取り残されてしまう。本作の主人公である銀寄卯月は、戦闘機型攻撃プログラム「エイプリルディバイダー」のパイロットだ。事態を収拾するため秘密防衛に招集された卯月は、EDENへ接続。内部を調査し、制御システムを破壊するため、戦いを繰り広げていく。
EDENに接続したメインキャラクターたちは、それぞれの理由から敵と戦う。本作は縦スクロールのSTGであり、時間経過と共に画面内に敵が登場する。被弾するとシールドが破壊されたり、残機が減ったりしてしまうため、弾幕を避けながら敵へ攻撃。ステージの最奥にたどり着き、ボスを倒すことがゲームプレイの目的となる。
本作の特徴はグレイズカウンターと呼ばれる、グレイズによって発動可能になる攻撃だ。卯月の操作するエイプリルディバイダーも含め、新型攻撃プログラムであるディバイダータイプには、敵の攻撃を吸収して力に変えるシステムが搭載されている。具体的には、自機が敵の攻撃や敵機体に接近すると、グレイズが発生しゲージが上昇。グレイズカウンターを発動すると、一定時間無敵状態で強力な攻撃を繰り出せる。ストアページでは「グレイズカウンターによるリスク&リワードを極限まで追求したSTG」だと謳われており、いわゆるボムの代わりであり、グレイズによって素早く使用可能になるグレイズカウンターが、本作のゲームプレイの中核なのだろう。
体験版では、全16人のプレイアブルキャラクターの内、初期から使用できる2キャラクターがプレイ可能。2-Aおよび2-Bの2ステージが収録されており、通常モードと撃ち返しありのアンリミテッドを、4段階の難易度で体験できる。チュートリアル相当のミッションモードも用意されているため、遊びながら本作のシステムに馴染めるだろう。また製品版では、分岐2ステージも含めた全7ステージと、オールステージモードや高難易度のエクストラステージ、ミニゲームも用意されているようだ。
本作を開発しているのは、国内のアマチュアゲーム開発サークル・びっくりソフトウェアである。同サークルは2DSTGを多数手がけており、2017年にはSteamにて『Graze Counter』をリリースした。同作では、150件以上のユーザーレビューのうち、98%の好評を得て「非常に好評」を獲得。プレイヤーからは、グレイズカウンターのシステムや、初心者やSTGが苦手なプレイヤーでも遊びやすい設計などが評価されている。また本作『Graze Counter GM』は、前作に追加要素を加えたリメイク版である。グレイズカウンターシステムは前作と同様であるが、ステージやプレイアブルキャラクターなどが増加。前作で好評だったというBGMもすべてリマスターされており、新曲も追加されているそうだ。
『Graze Counter GM』は、日本語を含め9言語に対応し、PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC(Steam)向けにリリース予定。体験版は、Steamのストアページからダウンロードできる。
※ The English version of this article is available here