スクウェア・エニックスは2月10日、情報番組「Nintendo Direct 2022.2.10」内にて『春ゆきてレトロチカ』を2022年5月12日に発売すると発表した。対応プラットフォームは、PlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch/PC(Steam)。価格は税込7480円となっている。各ストアでは、本日より順次予約が開始予定。早期購入特典として、本作の楽曲のうち12曲を収録したミニサウンドトラックが付属する。また、Steam版については5月13日発売となる。
『春ゆきてレトロチカ』は、実写表現を使って描かれる、新本格ミステリアドベンチャーゲームである。本作には、100年にわたって不可解な死が続くという一族、四十間(しじま)家が登場する。本作の主人公は、ミステリ作家の河々見はるかだ。2022年の春、河々見はるかは編集者の山瀬明里と共に、ある依頼のために富士山麓にある四十間邸を訪れていた。依頼に従い、四十間邸の桜の下で見つかった白骨死体の正体を明かし、不老の果実を探すためである。
河々見はるかは、不老の果実の存在について信じきれずにいたが、山瀬明里は四十間の先祖が書いたという一冊の古書を取り出す。そこには、不老の果実を巡る100年前の殺人事件が、小説風に綴られていた。河々見はるかは古書を読み、事件の謎を解き明かす。しかし、彼女の目の前で四十間を揺るがす殺人事件が発生。河々見はるかは、時を越えて発生した不老の果実を巡る4つの殺人事件に挑むことになる。
河々見はるかには、謎と手がかりを組み合わせ、思考空間の中でパズルのように組み合わせる能力が備わっている。プレイヤーは、殺人事件のすべてが描かれるという問題編を通して手がかりを入手。続く推理編では、河々見はるかの思考空間の中へ埋没し、謎の手がかりを使って仮説を導き出していく。さらに、解決編では正しい仮説を犯人に突きつけ、殺人事件の真相を暴くことになる。本作はフェアに作られているといい、プレイヤーが問題編から事件の真相を導きだせるのだろう。
また本作は実写で描かれるが、100年に渡って起きた4つの殺人事件は、俳優陣が時代ごとに役柄を演じることで表現。ある時代で被害者役だった俳優が、別の時代では犯人を演じているかもしれないそうだ。なお本作のディレクターは、伊東幸一郎氏が担当。同氏は、『428 〜封鎖された渋谷で〜』でシナリオディレクターを務めている。
『春ゆきてレトロチカ』は、PlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに、2022年5月12日発売予定。価格は税込7480円で、本日より順次予約が開始される。
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