『ファイナルファンタジー VI』ピクセルリマスターは2月24日発売へ。従来作より時間をかけ制作されたリマスター最終作
スクウェア・エニックスは12月21日、『ファイナルファンタジーVI』ピクセルリマスター版を2022年2月24日に発売すると発表した。対応プラットフォームは、PC(Steam)およびiOS/Android。Steam版とiOS/Android版ともに予約受付が開始されている。
【UPDATE 2022/2/10 19:00】
予約情報とセール情報について追記
『ファイナルファンタジー』ピクセルリマスターシリーズはオリジナル版をベースに、新たに開発されるリマスター版だ。ピクセルリマスターシリーズでは、ドットキャラを初期から手がけてきたアートディレクター渋谷員子氏がグラフィックを監修。オリジナル版の雰囲気を大事にしながら、現代の高解像度画面でも映えるかたちで、すべてのグラフィックを2Dで鮮やかに表現されている。また楽曲も、植松伸夫氏の完全監修のもとアレンジ。そのほか、UIも改良しオートバトルも実装。ゲーム内バランスや仕様なども調整されている。
『ファイナルファンタジーVI』ピクセルリマスター版もまた、そうした要素をうけもってリリースされるという。本作では、魔法が失われた世界が舞台。メインキャラクター14名がすべて主人公であり、仲間集めなども含めて、過去作よりもゲーム進行における自由度が高い。そのほか、魔石システムによって、自由度の高い育成が可能。世界観・システム・シナリオなど多岐にわたる点で人気の作品が、装い新たにリリースされる。
なお、『ファイナルファンタジーVI』ピクセルリマスター版については、同シリーズの中ではやや期間を空けて発売される。第五作目まではおよそ2か月程度でリリースされていたが、『ファイナルファンタジーVI』は3か月空けてのリリースとなる。その理由についてスクウェア・エニックスは、『ファイナルファンタジーVI』ではイベント・バトルともに慎重な調整をおこない、入念なデバッグをおこなうため、これまで以上の開発期間をかけることにしたと説明していた(関連記事)。
ピクセルリマスターシリーズは、おおむね評判は高いものの、作品によってはオリジナルに存在しないバグが見受けられている。また『ファイナルファンタジーVI』は自由度が高いゆえか、オリジナル版もバグが多い作品だった。デバッグに時間をかけることにした動機は不明であるが、いずれにせよ品質向上のために1か月時間がとられたのだろう。
あわせて、ピクセルリマスターシリーズ作品のセールも展開されている。『ファイナルファンタジー』『ファイナルファンタジーII』については、Steam版は20%オフの1184円。iOS/Android/Amazon版は1100円。 『ファイナルファンタジーIII』 『ファイナルファンタジーIV』 『ファイナルファンタジーV』については、Steam版は 20%オフの1760円。 iOS/Android/Amazon版は1720円で販売中だ。これを機に手にとってみるのもいいだろう。
『ファイナルファンタジーVI』ピクセルリマスター版は、2月24発売予定。なおSteam版向けには、以下の予約特典が用意されている。
スペシャルサウンドトラック
ロックのテーマ(タイムラプス・リミックス)
決戦(タイムラプス・リミックス)
ティナのテーマ(タイムラプス・リミックス)
仲間を求めて(タイムラプス・リミックス)
アリア(インストゥルメンタル)
特製壁紙
『FF6』壁紙×2種
『FF1-6』ピクセルリマスターシリーズ壁紙×2種