美麗アクションFPS『Bright Memory: Infinite』にてSteamプレイヤー急増。 チャイナドレスDLCの無料配布などで、売り上げ伸びる


弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは1月28日、PC(Steam/GOG.com)にて配信中のアクションFPS『Bright Memory: Infinite』向けに、「旧正月アップデート」を配信した。また2種類のDLCも配信開始し、旧正月セール期間中は無料配布されている。

『Bright Memory: Infinite』は、インディー開発者のFYQDことZeng Xian Cheng氏が手がけたアクションFPS。2019年にリリースされた『Bright Memory』を大幅進化させた完全版という位置付けの作品だ。2036年の世界を舞台に、超自然科学研究機構(SRO)の一員である主人公シアは、世界各地で発生した原因不明の異変の謎を追う。

本作は、一人称視点での銃撃と斬撃を組み合わせた爽快感あるアクションが特徴で、さらに特殊能力・スキルも利用可能。華麗なコンボを叩き込むスタイリッシュなプレイを楽しめる。また本作は、非常に高品質なグラフィックの本格アクションでありながら、FYQD氏がほぼひとりで開発したことでも話題となった。なお、ゲーム内は日本語フルボイスに対応し、シア役は声優の石川由依さんが担当している。


今回の旧正月アップデートでは、春節に合わせた一部装飾の追加・変更のほか、ボスの巨霊天王と六臂天王に遠距離攻撃が追加された。また、新規の敵キャラクターとして、鎮山の古獣・岩漿と古代双斧兵・元帥も追加されている。前者は火を吐き、後者は電撃を放つという。このほか、ゲームバランスの調整や最適化、バグ修正も実施されている。詳細はパッチノートを確認してほしい。

先述した新規DLCは、「チャイナドレス(新春)」と「チャイナドレス(青花)」の2種類である。主人公シアに、赤あるいは白を基調としたチャイナドレスを着せることができる。また、各種銃や刀をそれぞれのカラーに変更する武器スキンや、スマートフォン向け壁紙も含まれる。これらのDLCは、2月4日まで無料配布中。その後は有料販売に切り替わる。


ちなみに、今回の旧正月アップデートおよび旧正月セールの開始を境に、本作の同時接続プレイヤー数は大きく増加している。ここしばらくは400人前後で推移していたところ、1月28日には約2600人にまで一気に上昇。翌日には約3000人に達した(SteamDB)。PLAYISMの担当者に聞いたところ、ここ数日で売り上げが大きく伸びているのは事実とのこと。

大型アップデートをきっかけにプレイヤー数が増加するのは、一般的な現象ではある。ただ、本作の旧正月アップデートの内容は多岐にわたるものの、追加要素に関しては比較的小規模なものといえる。セールによる影響も考えられるが、ほかのタイトルの動向を見てみると、実際のところはセールをしたからといって必ずしもプレイヤーが急増するわけではないようだ。

ほかに考えられる理由としては、同時に期間限定無料配布が開始した、チャイナドレスというにはやけに布の面積が少ないDLCが、多くのユーザーにとって本作をふたたびプレイさせるきっかけとなったのかもしれない。惜しむらくは、本作は一人称視点ゲームであり、そうした衣装はイベントシーンでしか拝めないことだろうか。ともあれこうした要素が絡み合った末に、多くのプレイヤーが集まる結果となったのだろう。


『Bright Memory: Infinite』は、PC(Steam/GOG.com)向けに配信中。Steamでは2月4日3時まで20%オフの1584円となっており、同期間中は先述したDLC2種が無料で入手できる。また、本作はXbox Series X|S版も開発中。こちらの配信時期は未定だ。




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