「セガのお店」を受け継ぐGENDA GiGO Entertainment、アミューズメント施設運営の宝島を買収。両社のノウハウを結集
株式会社GENDAは1月31日、グループ会社の株式会社GENDA GiGO Entertainmentが、株式会社宝島の全株式を同日付で取得したと発表した。ともにアミューズメント施設の運営などをおこなう会社であり、今後宝島はGENDA GiGO Entertainmentのグループ会社となる。
GENDA GiGO Entertainmentは、2020年にセガ エンタテインメントの株式85.1%を取得し、GENDA SEGA Entertainmentとしてセガブランドのアミューズメント施設を運営してきた会社だ。同社は今年1月28日、セガが保有していた残る株式もすべて取得し、現社名に変更。そして、全国で展開しているアミューズメント施設の屋号を「SEGA」から「GiGO」に順次変更する方針を明らかにした。GiGOは、セガ池袋GiGOなどセガ エンタテインメントの一部直営店につけられていたブランドであるが、この発表に際しては、セガが同事業から完全撤退したと話題になった(関連記事)。
今回GENDA GiGO Entertainmentのグループ会社となった宝島は、アミューズメント施設の運営やオペレーションに伴う企画・施工、テーマパークや複合アミューズメント施設などの総合運営をおこなっている企業だ。首都圏を中心に24店舗を展開しており、北海道や静岡、大阪にも店舗が存在する。今回の買収の狙いについてGENDA会長の片岡尚氏は、「両社のノウハウを結集し、より楽しいお店を、より多くの地域へ!」とコメントしている。
依然としてコロナ禍が続くなか、セガは赤字を計上するなどしアミューズメント事業を手放すこととなったが、GENDA GiGO Entertainmentとしての業績は好調の様子。片岡氏は、本日1月31日までの今年度第4期には、過去最高益となる見込みであると述べている。今回の宝島買収は、そうした好調さを背景におこなわれたのだろう。
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