GENDA SEGA Entertainmentは1月28日、自社株式を14.9%取得するとともに、同社の社名を株式会社GENDA GiGO Entertainmentに変更すると発表した。あわせて、SEGAブランドで運営している全国のゲームセンターの店舗名をGiGOに変更することも明かされている。
GENDAは、アーケードゲームなどを展開するメーカーだ。同社は2020年にセガ エンタテインメントの株式85.1%を取得。実質的にセガからアミューズメント事業を買い取っていた。セガ エンタテインメントは新型コロナウイルス感染症などの影響を受けて、近年業績が悪化。2020年3月期において約9億円の最終赤字となったほか、2021年3月期第1四半期において約27億円の赤字を計上していた。GENDAはそうしたアミューズメント事業を、2020年末時点でセガから買い取っていたわけだ。
セガ エンタテインメントはその後GENDA SEGA Entertainmentへと社名変更。セガブランド自体は存続するかたちで1年間運営が続けられてきた。しかし本日1月28日、GENDA SEGA Entertainmentはセガが保有していた株式14.9%を取得。持株比率を100%とし、社名を変更しセガの看板を外すことになる。
GiGOには、「Get into the Gaming Oasis=ゲームのオアシスに飛び込め!」という意味があるという。昨年閉店したセガ池袋GiGOなどを筆頭に、セガがかつて各都市で展開していたアミューズメント施設が冠していた名前だ。セガのゲームセンター56 年の歴史をこれからも大切にし、さらに人々の欲求を満たすオアシスであり続ける。そうした意味を込めて、社名および新ブランドにGiGOという文言を入れたという。今後は同社が展開するアミューズメント施設の全店舗の屋号を、GiGOに変更していくとのこと。
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