スパイク・チュンソフトは1月28日、『AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』を2022年6月23日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC(Steam/Windows10)。発表にあわせて、ストーリートレーラーも公開されている。なおSteam版のみ、発売日は6月25日となる。
『AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』は、スパイク・チュンソフトから2019年9月にリリースされた『AI: ソムニウム ファイル』の続編である。本作の舞台では6年前、右側半分しかない死体が発見される事件が起きていた。当時、遺体の残った半身はどれだけ捜索しても見つからなかった。しかし、6年後に突如行方知れずだった左側が発見。見つかった左半身はなぜかまったく腐敗しておらず、直前まで生きていたかのようだったという。
本作の主人公の1人は、前作にも登場していたみずきである。みずきは現在、高校生でありながら警視庁特殊捜査班「アビス」に所属。またある事件で左目を失い、かつて前作の主人公である伊達がつけていた人工知能つきの義眼を装着している。キャラクターとしては、前作で伊達のサポートを務めた自律制御型AIのアイボゥ、もう1人の主人公で新人捜査官の龍木と、彼の義眼に宿るAIタマも登場。「ハーフボディ連続殺人事件」の真相を追う中、愛憎のミステリーが描かれる。
発表にあわせて、本作のシナリオを手がける打越鋼太郎氏からのメッセージが公開されている。打越氏は本作のシナリオについて、対を成す2つのものがゲーム全体のメインテーマだと語る。テーマには、タイトルに込められた「愛」も含まれており、対になる憎しみについても掘り下げることで、半分の死体から始まる愛憎のミステリーが展開されるそうだ。
主人公については、テーマとの関連もあり初期段階からダブル主人公が予定されていたという。主人公の1人がみずきになったのは、前作での人気と、打越氏自身が成長したみずきを書きたいと思っていたことから。一方、前作主人公の伊達をもう1人の主人公にしてしまうと、前作の色が濃くなりすぎることもあり、新人捜査官の龍木とのダブル主人公になったそうだ。また今回公開された動画では、伊達やイリスといった前作のメインキャラクターの姿が確認できたが、本作には前作の主要キャラクターが引き続き登場する。ただし、本作の事件は1作目の事件とは関連のないもの。基本的に事件に関係してくるのは新規キャラクターであるという。なお伊達については、かなり重要な役割のキャラクターとして登場。前作以上にかっこいい(かっこ悪い)伊達の姿が描かれるそうだ。
『AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』は、PlayStation 4/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC(Windows10)向けに2022年6月23日、PC(Steam)向けに6月25日発売予定。国内向けの価格は未定となっている。