EAが「スター・ウォーズ」の新作ゲームを3本開発中。『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』続編やFPS、ストラテジー作品を Respawnが手がける
Electronic Artsは1月25日、Lucasfilm Gamesと協力し「スター・ウォーズ」の世界観をもとにした新作ゲームを3本開発中であることを発表した。傘下のRespawn Entertainment(以下、Respawn)が中心となって開発する。
EAの「スター・ウォーズ」ゲームというと、『STAR WARS バトルフロント』シリーズや、直近では『STAR WARS スコードロン』がリリースされている。新作開発を主導するRespawnが手がけた『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』もそのひとつだ。同スタジオは、『Apex Legends』や『Titanfall』シリーズの開発元としても知られる。
今回手がける3本の新作は、同スタジオの設立者Vince Zampella氏が監督。その内の1本は、上述した『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』に続く作品であり、すでに開発作業に入っているという。同作のゲームディレクターを務め、過去には『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズにも携わった経験をもつStig Asmussen氏が開発を指揮する。
2本目の新作は、「スター・ウォーズ」をテーマにしたまったく新しいFPSになるそうだ。ゲームディレクターを務めるのはPeter Hirschmann氏。同氏は数々の「スター・ウォーズ」ゲームに携わった経験があり、RespawnではVR作品『Medal of Honor: Above and Beyond』のディレクションを担当した。
そして3本目は、ジャンルとしてはストラテジーゲームになるという。こちらはRespawnと、Bit Reactorという新設スタジオのコラボレーションにて開発するとのこと。同スタジオを率いるのは、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション』や『XCOM』などで知られるFiraxis Games出身のGreg Foertsch氏である。
EAは、「スター・ウォーズ」ゲームを独占的に開発してきた歴史をもつが、昨年にはユービーアイソフトが新作を開発中であると発表。EAとLucasfilm Gamesとの独占契約は終了したことが明らかになった(関連記事)。当時には、「スター・ウォーズ」の権利を保有するディズニーから、EAは依然として重要な戦略的パートナーであるとコメントが出されていたが、今回その具体的な内容が明らかになったかたちだ。発表にてLucasfilm GamesのバイスプレジデントDouglas Reilly氏は、Respawnは「スター・ウォーズ」の物語を伝えるうえでの実力を証明しており、引き続き一緒に仕事ができることへの喜びを語っている。
Respawnは、『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』の続編、新作FPS、新作ストラテジーゲームという3本の新作をすでに開発中であり、現在各チームがさらなるスタッフを募集している。