『ウマ娘』にてiPhone 8が「非推奨端末」に。最新ゲームでは瀬戸際のiPhone 8

Cygamesは1月25日、『ウマ娘 プリティーダービー』の推奨端末一覧を更新する予定があることをした。iPhone 8が、3Dゲームを動かす端末として瀬戸際にいるようだ。

Cygamesは1月25日、『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、ウマ娘)の推奨端末一覧を更新する予定があることを発表した。一覧では推奨端末と、非推奨端末が分けられている。2月24日のタイミングで、このリストに更新がかかるようだ。


推奨端末としては、iOSではiPhone 13などが、Android ではGoogle Pixel 6 GR1YHやGalaxy S21 5G SC-51Bといった最新機種が並べられている。注目されるのは非推奨端末である。非推奨となる端末に、iPhone 8が含まれているのである。

iPhone 8は2017年に発売された端末。iPhone 7の魅力を引き継ぎつつ、ワイヤレス充電や高速充電などに対応。小ぶりサイズのiPhone 8のほか、ひとまわり大きなサイズのiPhone 8 Plusも存在。今回のリスト更新により、『ウマ娘』ではiPhone 8 Plusごと非推奨となってしまった。非推奨端末において、ゲームが即座に利用できなくなるわけではない。ただしサポート対象外となり、アップデートによって正常に動作しなくなる可能性があるとされている。

実は、iPhone 8は最新のゲームにおいてはボーダーラインにいることが多い。Cygamesのタイトルとしては、『プリンセスコネクト!Re:Dive』『ワールドフリッパー』『Shadowverse』においてはiPhone 8がサポートされている。もっといえばiPhone 7もまだサポートされている。しかしこれらは、あくまで2D表現がメインであることを留意しておきたい。


『ウマ娘』は動作こそ軽量なものの、かなりリッチに3D表現を使っている。要求スペックも他作品よりも上がるだろう。iPhone 8は3D表現を用いた最新ゲームのサポートから外されることは多く、 昨年リリースされた 『リネージュW』はiPhone 8は非推奨。iPhone 8 Plusが必要最低スペックとなっている。同じく昨年リリースされた『グランサガ』はiPhone 8/iPhone 8 Plusともにサポート対象外。人気3Dゲームでいえば『原神』についても、2020年9月時点でiPhone 8非対応。iPhone 8 Plusは対応機種にはなっているが、最低ボーダーライン。2022年1月のビルドで動かすとなれば、やや動作が苦しいと推察される。


つまり、2Dゲームならばまだまだ現役だが、新作の3Dスマホゲームを遊ぶとなれば、iPhone 8ではかなり苦しい状況になっている。『ウマ娘』での非推奨端末入りは、iPhone 8の現状を示唆することとなった。当時としては小ぶりでパワフルだったiPhone 8に思い入れ深い人もいるだろう。小さくパワフルなiPhoneとしては、安価なiPhone SE(第二世代)や最新スペックを備えるiPhone 13 miniなどが選択肢として存在する。お財布と相談しつつ、乗り換えを検討してもいいかもしれない。




※ The English version of this article is available here

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

Articles: 5184