『ポケモンGO』にてトレード機能が一時停止からの復旧。時を同じくして、「キラポケモン100匹ゲット」の投稿が注目を集めていた

Nianticは1月20日、位置情報ゲーム『ポケモンGO』にて、不具合調査のためポケモンのトレード機能を一時停止すると発表。先ごろには本作ユーザーがトレードで得られる「キラポケモン」の異常発生を報告していた。

Nianticは1月20日、位置情報ゲーム『ポケモンGO』にて、不具合調査のためポケモンのトレード機能を一時停止すると発表。翌日1月21日には不具合が解決したとして、ユーザーへの補償について伝えた。具体的な不具合の内容については明かされていない。しかし、先ごろには本作ユーザーがトレードで得られる「キラポケモン」の異常発生を報告していた。
 

 

 
『ポケモンGO』は、任天堂とNianticが手がける位置情報ゲームだ。プレイヤーは現実世界と連動したマップのなかで、ポケモンたちを捕まえ育成し、バトルに挑んでいく。本作にはトレード機能があり、ゲーム内通貨「ほしのすな」を消費して手持ちポケモンをフレンドと交換できる。トレードの際には、それぞれのポケモンをゲットした場所の距離に応じてアメが手に入るなどの恩恵もある。また、発生すると嬉しいのが「キラポケモン化」。トレード時に、交換したそれぞれのポケモンが輝きを纏い特別なキラポケモンとなる場合があるのだ。キラポケモンは図鑑などでも特別にカウントされるほか、育成に必要となるリソースも低減される。たまに手に入ると嬉しいのがキラポケモンなのだ。

しかし、キラポケモンの入手方法は限られている。まず、通常のトレードではたまに発生する程度である。確実に発生させる手段としては、「キラフレンド」とのトレードが存在。本作にはフレンドとの共闘や交流で仲良し度が蓄積するシステムがある。仲良し度が極めて高いフレンドとさらに交流を深めると、1人あたり1日1回だけ、トレードでキラポケモンが確実に発生するキラフレンド状態となる場合があるのだ。ほかにも、長期にわたって保有するポケモンのトレードなどの要因で、キラポケモン化率を上げられるとされている。ただ、確実にキラポケモンを入手できるチャンスは少なく、基本的には運に任せるしかない。当たると嬉しいラッキー要素なのだ。
 

 
しかし先ごろ海外掲示板Redditにて、そんなキラポケモンを一気に獲得したと述べるユーザーが出現したのだ。このユーザーは、フレンドと100匹のポケモンを交換し、そのすべてがキラポケモンになったと投稿。証拠として、キラポケモンが所狭しと並ぶ、目も眩むようなスクリーンショットを提示している。投稿者によれば、フレンドと投稿者はお互いにキラフレンド状態になっていたそうだ。そして、ポケモンを交換してもキラフレンドが終わらず、ずっとキラキラ状態でポケモンを交換し続けたとのこと。

留意したいのは、この投稿が事実であるかはあくまで不透明な点だ。事実だったとして、このユーザーが単身でNianticの対応を招いたかどうかはわからない。しかしながら、同投稿がなされたのは1月20日の朝。奇しくも、日/米のNiantic公式Twitterアカウントが不具合調査と機能停止を発表する直前の出来事であった。投稿自体も多くのユーザーの注目を集めており、Nianticの目に同投稿が留まった可能性もなくはないだろう。とすれば、不具合の悪用にあたる行為に早急に対応した、という裏事情もあったかもしれない。それにしても、トレードの際はフレンドが物理的にある程度近くにいる必要があり、ポケモン100匹の交換にもそれなりの時間がかかる。それに付き合ってくれる仲良しの友人がいるのは正直うらやましい。
 

 
同投稿へ寄せられた反応は、「トレード機能停止はお前のせいか」などとジョークを飛ばすコメントもあり、批判というより珍事を楽しむ傾向が強い。また、キラポケモンが大量に並ぶ様子は、ズルいというよりもシュールさやインパクトの方が勝る印象だ。

いずれにせよ、Nianticの素早い対応により“キラキラフィーバー”状態は現在封じられてしまったことだろう。同社は、今回のトレード機能停止への補償として、日本時間1月25日3時まで1日の最大トレード回数制限を150回に緩和するとしている。交換が全部キラになるのではありがたみも薄れてしまう。今後もキラポケモン入手は、地道なトレードと幸運にかけるしかなさそうだ。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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