『Fate/Grand Order』でついに“天井”が導入される。ピックアップ召喚対象が確実に入手


FGO PROJECTは1月1日、『Fate/Grand Order』にて確定召喚機能を実装した。同機能は、いわゆる天井と呼ばれるもの。本作では、長らく青天井のガチャが展開されてきたが、今後は期間限定ピックアップ召喚から、330連で必ずピックアップ対象の☆5サーヴァントが出現するようになる。


『Fate/Grand Order』は、TYPE-MOONの奈須きのこ氏が総監督やメインシナリオなどを担当し、ディライトワークスが開発を担当するFateRPGだ。対応プラットフォームは、iOS/Android。2015年7月のリリース以降、メインストーリー第1部の完結や一部の章のアニメ化。2021年には、奈須きのこ氏がシナリオを手がけた第2部第6章「Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ 星の生まれる刻」の配信など、多数のアップデートがおこなわれてきた。


本作には、いわゆるガチャと呼ばれるシステム「聖晶石召喚」が導入されており、2015年7月の配信以降は、聖晶石召喚システムにも改善が実施されてきた。具体的には、2016年7月に聖晶石召喚1回に必要な聖晶石の個数が4個から3個に減少し、2019年8月には10回召喚に1回分のおまけが付くように変化。そのほか、聖晶石購入時の無償分の増加や単独ピックアップ時の排出確率の上昇、無償石の入手機会/個数の増加など、間接的に目当てのサーヴァントが召喚しやすくなるような変更が重ねられてきた。

しかし、最高レアリティである☆5サーヴァントの排出確率は、ピックアップサーヴァントの排出確率こそ高めであるものの、サービス開始当初から変わらず1%。運が悪かった場合の救済措置も存在せず、2021年12月31日まで青天井のガチャが展開されてきた。「2022年お正月キャンペーン!」にあわせて、恒常の新要素として天井が設けられたことで、一定の聖晶石を消費すれば、ピックアップ対象のサーヴァントが必ず入手できるようになったわけだ。


今回導入されたのは、確定召喚と呼ばれる機能だ。対象となるのは、期間限定ピックアップ召喚。現在開催中の「ニューイヤー2022ピックアップ召喚」より、恒常の新機能として確定召喚が導入されており、召喚を329回行ってピックアップ召喚の☆5サーヴァントが1度も出現しなかった場合、330回目の召喚時に1度だけ必ず☆5サーヴァント1騎が召喚される。聖晶石に換算すると、11連召喚30回分に相当するので、900個の聖晶石で期間限定ピックアップ召喚の、ピックアップ対象サーヴァントが召喚できる。

なお本作の聖晶石は、168個1万円で販売されているため、900個の聖晶石に必要な金額はおおよそ5万5000円。単純な比較はできないものの、ほかの作品の例としては、『ウマ娘 プリティーダービー』では200連分のジュエル3万個で天井に到達し、ジュエル3万個は約6万円。『原神』では、90連分の1万4400個で天井(ピックアップ対象は天井2回分で確定)に到達し、2万8800個の原石はおおよそ約4万3000円となっている。最低限の保証がついたことは喜ばしいが、いずれにせよガチャは高額である。

Fate/Grand Order』は、iOS/Android向けに配信中。確定召喚機能は、現在開催中の「ニューイヤー2022ピックアップ召喚」より、期間限定ピックアップ召喚を対象とした恒常の機能として導入されている。