『ファイナルファンタジーXVI(FF16)』の開発は遅延中。プロデューサーの吉田直樹氏が現在の開発状況を説明

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『FINAL FANTASY XVI』(以下、ファイナルファンタジー16)プロデューサーの吉田直樹氏は12月27日、同作における情報公開の遅延をお詫びした。遅延に至った理由や、現在の開発状況も説明している。


『ファイナルファンタジー16』は、「クリスタルの加護を断ち切るための物語」と銘打たれた作品。ジャンルはアクションRPGである。舞台となるのは、クリスタルの加護を受けし大地ヴァリスゼア。この地では、クリスタルの巨塊“マザークリスタル”によってエーテルが供給され、剣と魔法の世界で人々は安息に暮らしていた。ロザリア公国、ザンブレク皇国、ウォールード王国。それぞれの国がマザークリスタルを保有することで均衡が保たれていたが、世界が“黒の一帯”に蝕まれることで、そのバランスが崩れていく。

『ファイナルファンタジー16』は、『ファイナルファンタジー14』を手がけた第三開発事業本部が開発を担当。スクウェア・エニックスの数多くの作品にてバトルデザインなどを手がけてきた髙井浩氏がディレクターを担当。『デビル メイ クライ』など数多くのアクションのバトルに関わってきた鈴木良太氏も携わっているほか、プロデューサーとしては吉田直樹氏が名を連ねている。


2020年9月の発表以来、吉田氏は生放送などを介して本作の近況を報告してきた。舞台設定やゲームシステムを断片的に明かしながら、開発状況などが語られてきた。今年の東京ゲームショウ2021でも、開発状況を報告。一方で、オフィシャルな情報公開については、かねてから2021年内に続報を伝えるとしていたが、公式サイトなども更新されないままであった。今回吉田氏は、開発そのものが遅延していることを明らかにした。

開発状況としては、新型コロナウイルス感染症への対応により、開発が当初の予定から5~6か月遅延しているという。本作はPS5向けの超大型プロジェクトであり、さまざまな開発会社と協力して制作。新型コロナウイルス感染症が世界各地で広まったことにより、スクウェア・エニックス社内スタッフや協力会社が在宅勤務に切り替えとなった。その影響で、開発チームからの指示遅れや、海外からのアセットの納品遅れ、業務キャンセルのリクエストなどが発生しているそうだ。

一方遅延要因は2021年内に終息させることができたといい、現在はグラフィックリソースのクオリティアップや、バトルシステム/各種バトルのさらなる作り込み、シナリオカットシーンの追い込み作業、グラフィックスの最適化などをしているそうだ。ここからは、ゲームを磨き上げていくことが目標になるという。すでにこれまでの報告で、シナリオは全部できあがっており、キャラモデルもできあがっていると伝えられている。各部分のブラッシュアップをしている段階ということなのだろう。あわせて、2022年春には新たな情報を公開するとも語られている。最後に吉田氏は、もう少し開発に集中する時間がほしいとして、報告を締めている。

吉田氏は発表時から、『ファイナルファンタジー16』の情報公開について慎重な姿勢を見せてきた。発表時の映像は、できるだけリアルタイムのインゲームのものを見せたかったとしており、ちゃんとゲーム内に入っている要素が映っているトレイラーを公開したいとも(関連記事)。開発が進んでないうちにプロモーションが進んでいき、トレイラーと実際のゲームとの乖離が生まれるといったケースを避けたいのだろう。情報公開について慎重なのは、そうしたスタンスから生まれたものかもしれない。ともかく、開発の近況が聞けたことにより、ファンとしては一安心だろう。公式サイトに掲載されている吉田氏のメッセージを、自分で読むことを推奨したい。

『ファイナルファンタジー16』は、PS5向けに開発中だ。




※ The English version of this article is available here

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