『ラブライブ!スクスタ』パブリッシャーがKLabからブシロードに変更へ。一方、『スクフェス』は依然としてKlabに残る珍しい展開


株式会社ブシロードは12月23日、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』(以下、スクスタ)の日本語版パブリッシャーをKLab株式会社より株式会社ブシロードへ変更すると発表した。2022年1月6日付で変更される。ただし、前作『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』(以下、スクフェス)については引き続きKLab株式会社がパブリッシャーとなる。 また、開発・運営を株式会社マイネットゲームスに移管するという。

「ラブライブ!」シリーズは、アイドルグループの奮闘と成長を描くメディアミックス作品シリーズ。このうち『スクフェス』は2013年より配信されているスマートフォン向けアプリだ。アイドルグループ・μ’sおよびAqoursの活躍を体験するリズム&アクションゲームとなっている。2019年9月には国内ユーザー数が2500万人突破し、アイドル育成ゲームの大手としての地位を築いてきた。 

一方、『スクスタ』は2019年9月よりサービスを開始したリズムアクションRPG。前作『スクフェス』の4周年記念プロジェクト「PERFECT DREAM PROJECT」の一環として制作・リリースされた。3Dでアイドルたちのライブが描かれる。『スクフェス』との連携要素もあるほか、アイドルグループの垣根を飛び越えたストーリーが見どころとなっている。2019年10月にはユーザー数300万人を突破している。 
 

 
ブシロード、KLab、およびサンライズは、2019年の『スクスタ』正式サービス開始当初より、提携してゲームを運営してきた。今回の発表では、『スクスタ』のパブリッシング権利のみをKlabに残し、続編にあたる『スクスタ』だけがブシロードのパブリッシングになるという、比較的珍しい体制の変更となるようだ。ブシロードは『スクスタ』について、これからも変わらず、「ラブライブ!体感 育成アドベンチャーゲーム」をコンセプトとし、運営をおこなっていくとしている。 

なおグローバル版『スクスタ』にあたる『Love Live! School Idol Festival All Stars』の処遇についても発表。パブリッシャーをKLab株式会社よりBushiroad International Pte. Ltd.へ変更するほか、開発・運営は株式会社マイネットゲームスへ移管するという。マイネットゲームスは、スマホゲームを他社から譲り受け、長期運営を担う企業(関連記事)。ブシロードとKlabは、国内版・グローバル版ともに今後のサービスはマイネットに預けるかたちになるようだ。
【UPDATE 2021/12/23 16:20】
マイネットに関する記述を調整




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