「ゲーム開発者」が主人公のアドベンチャー『GOODBYE WORLD』発表、Steamにて2022年リリースへ。ゲーム開発を通して変わりゆく、2人の関係

フライハイワークスは12月9日、『GOODBYE WORLD』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2022年のリリースが予定されている。2Dパズルアクションと2人のゲーム開発者の物語が展開される、ナラティブアドベンチャーゲームである。

パブリッシャーのフライハイワークスは12月9日、『GOODBYE WORLD』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2022年のリリースが予定されている。また発表にあわせて、Steamのストアページが公開されている。

https://youtu.be/y-ozJKcBVB4


『GOODBYE WORLD』は、2Dパズルアクションと2人のゲーム開発者の物語が展開される、ナラティブアドベンチャーゲームである。本作のメインキャラクターは、2人で作品を制作しているインディーゲーム開発者だ。プログラムとゲームデザイン担当の蟹井と、グラフィックとストーリー担当の熊手。2人は、前作のリリースで得た収益を元手に、新作の開発を進めていた。しかし、開発中に蟹井がスランプに陥ってしまう。開発資金が底を尽きかける中、完成の目処は未だ立っていない。2人は、状況を打破するべくパブリッシャーに相談を持ちかけ、ある提案を受ける。ゲーム開発を通して、変わりゆく2人の関係が描かれていく。


蟹井と熊手のストーリーは、ゲームボーイ風の2Dパズルアクションゲームと並行して展開される。公開されたトレーラー内には、蟹井がゲームをプレイし、店長に怒られるシーンが映されていた。詳細は不明ながら、蟹井が作中でゲームのステージをクリアするたびに、ストーリーが進行していくのかもしれない。作中作の2Dパズルアクションゲームは12ステージ。2人の開発者のストーリーは全13話収録。ゲームはリニアに進行していき、ストーリーやエンディングの分岐は用意されていないそうだ。


本作を開発しているのは、名古屋在住の個人開発者ヨウ フジイ(YO FUJII)氏だ。同氏は、2021年3月までサイバーコネクトツーに所属しており、フリーゲーム『206』と『HorrorHouse』を公開中。またTwitter上では、同氏いわく「多分遊んでも理解できない」という作品のスクリーンショットを公開してきた。『GOODBYE WORLD』と進捗が公開されてきた作品の関係は不明であるが、スクリーンショットに蟹井らしき人物が映されているため、「多分遊んでも理解できないゲーム」が『GOODBYE WORLD』なのかもしれない。いずれにせよ、ドット絵で描かれるユニークなプレイ体験に期待したいところだ。

『GOODBYE WORLD』は、Steamにて2022年にリリース予定。Steamストアページと、動画が公開中となっている。




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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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