『ポケモン』ダイパリメイク、全世界初週売上は600万本突破。賛否両論なんのその、完全新作級の好調っぷり
株式会社ポケモンは12月8日、『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』の全世界初週売上が600万本を突破したことを発表した。この数字は任天堂調べのものだといい、出荷ではなく実売本数にて600万本であるようだ。賛否両論ある人気作リメイクであるが、好調なスタートを切っている。
『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』(以下、ポケモン BDSP)は、2006年にニンテンドーDS向けに発売されたRPG『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のリメイク作だ。対応プラットフォームはNintendo Switch。懐かしの見下ろし視点はそのままに、最新技術にてシンオウ地方が描かれる。フィールドでは、頭身の低いキャラが動き回る原作準拠仕様。一方でバトルでは頭身が高いキャラたちが戦う、3Dの躍動感ある戦闘が描かれる。ゲームスタジオのイルカとゲームフリークが共同で開発をしていた。
『ポケモンBDSP』は、発売前は頭身およびグラフィックをめぐる議論がかわされながら発売。そして発売後は、不具合の多さで話題となった。一方で、原作を忠実に再現したゲームの雰囲気や、容赦なくプレイヤーに挑んでくる高難度なNPCなど、評価されている点も存在。基本的には原作に忠実なリメイクであるが、大きな変更が加えられていないリメイクのなかではかなり話題に事欠かないゲームにはなっている。発売前も発売後も賛否両論のある本作であるが、初週売上は600万本を超える売上となったようだ。
過去作の数字としては、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』の全世界初週売上は304万本。『ポケットモンスター ソード・シールド』の全世界初週売上は600万本。リメイクでありながら、新作に負けずとも劣らぬ記録を叩き出しているわけだ。なお『ポケットモンスター ソード・シールド』は、その後売上を2264万本まで伸ばしている。同作は、アップデートも精力的でDLC展開も存在しておりそこで数字が伸びただろう。『ポケモンBDSP』でもユニオンルームの拡張などアップデートが控えられているが、今後の展開は未知数。どのような数字を辿るか注目されそうだ。
『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』は、Nintendo Switch向けに発売中だ。
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