中国のゲーム開発会社miHoYoは12月7日、『原神』のゲーム内にてイベント「万端珊瑚事件簿・犬武者」を開始した。同イベント内の本日解放された調査地点では、いわゆるステルスミッションが展開されており、クリアすると原石などが報酬として入手できる。しかし一部の旅人からは、イベントの内容以上に敵として登場する犬が注目を集めているようだ。
『原神』は、miHoYoが開発・運営を手がける、オープンワールドアクションRPG。「万端珊瑚事件簿・犬武者」は、『原神』で現在開催中のイベントである。本イベント内の稲妻では、動物の失踪事件が多発し、万端珊瑚探偵事務所へ動物の捜索依頼が多数舞い込んでいた。旅人は、稲妻の冒険者協会で指名依頼を受け、「動物集団失踪事件」の調査に協力。失踪した動物たちを助け出し、事件を解決することになる。
イベント内で、旅人は稲妻の各地を訪れ、調査地点内に点在する動物たちを捜索していく。ただし、調査地点にはそれぞれ障害が待ち受けており、現在開放されている「調査地点・隠匿の地」では、黒い影と呼ばれる犬が調査地点内を見回っている。幻犬分身に見つかると一定時間動物を救出できなくなってしまうため、見つからないよう動物を救い出すわけだ。公式サイトなどでは、幻犬分身を指して「彼らは凄まじい戦闘力の持ち主です。彼らと戦うのは得策ではないかもしれません。」と書かれているように、ステルスが正攻法となっている。
しかし、戦うのは得策でないなどと言われては、戦いたくなるのがゲーマーだろう。本イベント内の幻犬分身は、いわゆるステルスミッションの敵でありながら、旅人を発見しても通常の敵と同じく戦闘状態へ移行し、通常どおり戦いが展開される。公式に「凄まじい戦闘力」と言われているだけあり、HPが巨大なボスよりも遥かに高くはあるものの、ダメージが与えることができるなら敵はいずれ倒れる。旅人への挑戦を煽るような文言と、異様に高いHPによって、ステルスミッションの敵は新しいサンドバッグとして一部で人気となったわけだ。幻犬分身は雷元素の遠距離攻撃や、犬型の石像爆弾の設置などを仕掛けてくるが、攻撃はそこまで激しくない。ちょっとしたチャレンジとして、討伐に挑戦してみるのもいいかもしれない。なお、倒しても特にイベントの攻略には繋がらないので、討伐する必要性はないようだ。
『原神』は、PlaySttion 4/PlayStation 5/PC/iOS/Android向けに配信されている。本イベントは冒険ランク30以上で、魔神任務「鳴神不動、恒常楽土」をクリアしていれば参加可能。開催期間は、12月20日4時59分までとなっている。
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