『BBCF』Steam版および『BBTAG』PS4/Steam版が、2022年にロールバックネットコード対応へ。さらに快適な対戦環境の実現にむけて

クシステムワークスは12月6日、『BLAZBLUE CENTRALFICTION』および『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』へのロールバックネットコード対応を発表した。対象となるのは、『BBCF』Steam版と『BBTAG』PlayStation 4/Steam版。両作は、ついにロールバックネットコード対応へ。

アークシステムワークスは12月6日、『BLAZBLUE CENTRALFICTION(以下、BBCF)』および『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE(以下、BBTAG)』へのロールバックネットコード対応を発表した。対象となるのは、『BBCF』Steam版と『BBTAG』PlayStation 4/Steam版。2021年12月7日8時からは、『BBCF』Steam版でロールバックネットコード実装バージョンのパブリックテストが実施される。


ロールバックネットコードとは、オンライン対戦における遅延を考慮した技術のひとつ。従来のディレイベースのオンライン対戦では、対戦相手との距離や回線の状況に応じて、入力のディレイやラグが発生していた。ロールバックネットコードでは、画面の予測表示などによって、オンライン対戦に付き物だったディレイを低減する試みである(関連記事)。『メルティブラッド:タイプルミナ』や『THE KING OF FIGHTERS 2002 UNLIMITED MATCH』Steam版など、採用タイトルでは快適な対戦環境が実現されている。

アークシステムワークスは『GUILTY GEAR XX ACCENT CORE PLUS R』Steam版で、2020年10月よりロールバックネットコードのパブリックベータテストを実施し、2020年12月に正式実装している。また2021年6月に発売された新作『GUILTY GEAR -STRIVE-』においても、ロールバック方式のネットワーク対戦を導入し、プレイヤーにとって快適な対戦環境の実現を目指してきた。今回の『BBCF』および『BBTAG』でのロールバックネットコードへの対応も、そうした流れの一環なのだろう。


『BBCF』Steam版では、正式実装に先駆けて12月7日8時からパブリックテストが実施される。テストには、『BBCF』Steam版所有者全員が参加可能。参加すると、一足先に『BBCF』における新仕様のオンライン対戦が体験できるわけだ。正式実装については、『BBCF』Steam版は2022年2月頃、『BBTAG』PlaySattion 4/Steam版は2022年内予定とされている。また今回の発表にあわせて、Steamで『BLAZBLUE』シリーズなどのセールが実施される。期間は、12月7日3時から12月14日2時59分まで。『BBCF』本体が50%オフ、『BBTAG』Baic Editionが75%オフになるほか、『GUILTY GEAR -STRIVE-』も含めたロールバックネットコード対応タイトルセットも販売されるそうだ。

『BBCF』は、アークシステムワークスが開発した2D対戦格闘ゲーム。『BLAZBLUE』シリーズで描かれてきた蒼の物語の終幕が描かれる、シリーズ最新作でもある。また『BBTAG』は、同じくアークシステムワークスが開発した2D対戦格闘ゲーム。『BLAZBLUE』シリーズのキャラクター以外に、クロスオーバー作品として『RWBY』や『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ 』など、他作品のキャラクターも登場している。

『BBCF』Steam版が2022年2月頃、『BBTAG』PlayStation 4/Steam版が2022年内にロールバックネットコード正式対応予定。『BBCF』Steam版では、12月7日からパブリックテストが実施予定となっている。




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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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