整備士キツネアドベンチャー『FixFox』正式発表。惑星を探索し、分解&修理で住民の悩みをなんでも解決
デベロッパーのRendlikeは12月3日、SFアドベンチャーゲーム『FixFox』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2022年配信予定。
『FixFox』は、メカニックのキツネVixを主人公とするSFアドベンチャーゲームだ。宇宙を旅していた彼女は、とある出来事によりKaramelと呼ばれる未知の惑星へと不時着。そこは工具を使うことが禁じられた土地であり、Vixは相棒の工具箱ロボットTinとともに探索することとなる。
本作は真上からの見下ろし型視点を採用しており、徒歩やスクーターで惑星を探索する。敵と戦ったりなど殺伐とした雰囲気の作品ではなく、地元住民と交流したり、秘密のエリアを探したり、海賊が隠したというアイテムを収集したり、夜になればキャンプをしたりといった、のんびり楽しめる作品となるようだ。
出会った住民のなかには、何か悩みを抱えている者もおり、プレイヤーは手助けをする。たとえば機械の故障であれば、Vixのスキルを活かして修理するのだ。目的の機械を分解し配線やスイッチなどを確認し、相棒のTinから必要なツールを取り出して作業開始。絆創膏やコイン、バナナ、歯ブラシといった役に立たなさそうなアイテムも入っているが、そんなものでも上手く駆使すれば修理できてしまう。一種のパズル要素となっているのだろう。
公開された映像では、巨大なハチのようなロボットを操縦し、枯れてしまったらしきシロップの泉を復活させている様子もみられる。本作では、こうした巨大ロボットを作り上げる要素もあり、たとえば探索において邪魔なオブジェクトを排除するために使用することもあるそうだ。
そして1日の終わりには、美味しい食事の時間が待っている。スープや丼、プリンなど、住民が提供してくれる食事を堪能しよう。住民と食事をともにすれば友達になることもでき、クエストにおける重要なヒントを提供してくれるようになるという。
この惑星には、機械が故障して困っている住民だけでなく、疎遠になった兄弟を探す人や、過去のトラウマを抱えながら働くAI、確執があるふたつの勢力なども登場。何でも分解して修理してしまうVixとTinは、物語を進めるなかでは、そうした複雑な問題の解決にも挑むこととなる。
『FixFox』は、PC(Steam)向けに2022年配信予定だ。