『フォートナイト』にて「パーティーワールド」実装。フレンドとのんびり時間を過ごせるソーシャル空間
Epic Gamesは12月1日、『フォートナイト』にて新たに「パーティーワールド」をした。パーティーワールドは、プレイヤーがクリエイティブで作成できるソーシャルスペース。作成した島に「パーティーワールド」のタグを使って投稿することができるようになる。
『フォートナイト』では、クリエイティブで島を作成し、ほかのユーザーに向けて公開することが可能だ。何もない島でオブジェクトを組み合わせ、ルールを好きに編集することで自分だけのゲームを作成できる。バトルロイヤル用のマップだけでなく、『P.T.』風の一人称視点ホラーゲームを作ったり、ミュージックブロックを組み合わせて音楽作品を作ったりと、多くのユーザーの手で多彩な作品が生み出されている。
パーティーワールドとして投稿できる島は、プレイヤーがのんびりと過ごしたり、ミニゲームを楽しんだり、新たなフレンドを探したりできるようデザインされているという。今回の実装にあたり、Epic Gamesはサンプルとなるパーティーワールドを2種類用意。アミューズメントパーク風の「ウォールナットワールド」および、営業時間後の深夜のラウンジをイメージした「深夜ラウンジ」が公開されている。
プレイヤーがのんびり過ごせるスペースといえば、すでに「ハブ」が存在している。ただし、ハブのおもな目的は、コンテンツや島の露出を増やしたり、プレイヤーが新たなクリエイティブ体験を探しやすくすることである。一方、パーティーワールドはフレンドと時間を過ごしたり、新たなフレンドを見つけたりするための場所としてデザインされているのが違いだという。またハブとは違い、パーティーワールドは他の島にはリンクされていないため、新たなコンテンツを探す機能はついていない。
Epic Gamesは、プレイヤーに対し、パーティーワールドを作成するためのガイドラインも提示している。まず、パーティーワールドは危険を感じるような場所であってはならない。そのため、戦闘やダメージを与える行為がメインコンテンツとならないようにする必要がある。またパーティーワールドは、エモートやスプレー、コスチューム変更、またはその他の仕組みで自分を表現することを重視している必要がある。くわえて、新たなフレンドを作ったり、すでにいるフレンドと新しい方法で友情を深められたりする、他者との交流を推奨する場である必要があるとのことだ。 パーティーワールドのガイドラインについては今後、ユーザーのアイデアやフィードバックを踏まえて改善していくという。
『フォートナイト』は本件と似た試みとして、すでに「パーティーロイヤルモード」を実装。こちらも、戦闘などの行為はせず、フレンドと集まって自由に時間を過ごすことを目的としたモードだ。『フォートナイト』においては、フレンド同士が集まって時間を過ごすプラットフォームとしての機能を強化したいのかもしれない。なお自作のパーティーワールドを投稿する際は、島に「パーティーワールド」のタグを使い、フォートナイトディスカバリーの投稿フォームより申請することで投稿完了となる。ホリデーシーズンをフレンドとのんびり過ごしたい人は、パーティーワールドを散策してみてはいかがだろうか。