幼児対戦ゲーム『ドロボー幼稚園』Steamにて12月3日発売へ。いい年した大人が“三歳児”になれる幼児退行マルチ

IT企業ソノリテは11月29日、オンライン対戦アクション『ドロボー幼稚園』を12月3日に発売すると発表した。『ドロボー幼稚園』は、アイテムを集めた数を競うオンライン対戦ゲームだ。

IT企業ソノリテは11月29日、オンライン対戦アクション『ドロボー幼稚園』を12月3日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は1730円(税込)。一部機能に制限がある無料版も同日配信予定だ。

『ドロボー幼稚園』は、アイテムを集めた数を競うオンライン対戦ゲームだ。プレイヤーが操作するのは、魔法の粘土でできた可愛らしい妖精「ドロボー」。ステージにはクレヨンやブロックなどの「おたから」と呼ばれるアイテムが多数散らばっている。プレイヤーたちはチームの仲間と協力しあいながら、制限時間内にできるだけ多くのおたからを収集するのだ。しかし、本作では大切なのは“勝負に勝つ”ことではないという。

本作は「大人が三歳児になれるオンラインゲーム」とのコンセプトを掲げている。ドロボーたちは対戦のさなか、怒ったり泣いたりしてしまうことがある。そんな時は、なでなでしてあげると機嫌がなおるのだ。ほかには、おともだち(他プレイヤー)とのなかよし度を上げるソーシャル機能や、遊んだ記録を可愛い絵日記風に自動で残す機能が実装されている。

ドロボーたちが被る「ぼうし」も多数あり、見た目のほかに機能も違うそうだ。ぼうしの機能には対戦に役立つものも、役立たないものもあるという。また、持ち帰ったおたからを保存する箱や、おともだちとのトレード機能も存在。トレイラーで見られるドロボーたちの挙動は、まだよちよち歩きが抜けきらない幼児のようで可愛らしい。本作は大人の気苦労を忘れ、子供の頃に戻って無邪気に遊べるゲームとして作られているのだ。


本作開発元のunCompany gamesは、ソノリテのゲーム開発部署だ。母体であるソノリテは、B to B(企業向け)の事業をメインとするIT企業。過去のプレスリリースによれば、unCompany gamesには、飲み会・麻雀・ゴルフなどいわゆる“大人の遊び”を楽しいと思えない社員が集っているという。そうしたスタジオに7名の社員が集い、社内で細々と開発に従事しているそうだ。本作には、大人の世界に疲れた社員たちによる、優しい世界への渇望が詰まっているのだろう。同じ思いを抱える読者はぜひチェックしてみてほしい。


『ドロボー幼稚園』はPC(Steam)向けに12月3日発売予定。価格は1730円で、リリース後1週間は割引を実施する。また、同日には無料版も配信される。有料版との違いとしては、ぼうしやおたからの獲得などに制限があるそうだ。しかし、マッチングには制限はなく、有料版プレイヤーとも遊べるとのこと。




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Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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