『ウマ娘 プリティーダービー』二次創作ガイドラインが正式に制定。暴力表現や性的描写など、具体的なNG項目あげる

Cygamesは11月10日、『ウマ娘 プリティーダービー』にて、新たに同作の二次創作ガイドラインを制定した。具体的な禁止事項があげられたことで、解釈の余地がなくなった形だ。

Cygamesは11月10日、『ウマ娘 プリティーダービー』にて、新たに同作の二次創作ガイドラインを制定した。ガイドライン制定によって、暴力表現や性的描写を含むものや、第三者の名誉などを害する目的の創作物は、公開しないよう求められている。


『ウマ娘 プリティーダービー』は、かつて名勝負や名記録を刻んだ競走馬の名前を継承したウマ娘たちが繰り広げる、クロスメディアコンテンツ。ゲーム版は、プレイヤーがトレーナーとしてウマ娘たちを育てるシミュレーションゲームである。

インターネット上を始め、アニメ/漫画/ゲームなどを元とした二次創作は広く発表されている。2021年のアニメ2期放送やゲーム版の配信以降、高い人気を維持している『ウマ娘 プリティーダービー』も、二次創作が盛んな作品の一つ。SNS上などを「ウマ娘」で検索すれば、多数の二次創作イラストや漫画などが見られるだろう。

そうした中において、『ウマ娘 プリティーダービー』は、ウマ娘たちがそれぞれ実在の競走馬をモチーフとしており、馬名を借りている馬主などの協力によって実現していることから、ほかの作品とは異なる事情を持っている。そのためCygamesは、かねてより作品のファンに向けて、「キャラクターならびにモチーフとなる競走馬のイメージを著しく損なう表現は行わないようご配慮いただけますと幸いです。」と注意を呼びかけてきた。しかしCygamesの発表によると、現在競走馬のイメージを著しく損なう二次創作が見受けられるという。今回のガイドライン制定は、そうした現状を受けてのもの。発表されたガイドラインは以下のとおりだ。


内容としては、従来の注意喚起と大筋では変わっていない。暴力表現や性的描写など、具体的な禁止事項があげられたことで、解釈の余地がなくなった形だ。また今回のガイドラインは、馬名の管理会社との協議の上で制定されており、ファン活動自体を否定するものではないと説明されている。

ゲーム版『ウマ娘 プリティーダービー』は、PC(DMM GAMES)/iOS/Android向けに配信中だ。




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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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