『デジモンサヴァイブ』ふたたび延期、2022年発売へ。期待集めながら幾度も延期を重ねるサバイバルSRPG
バンダイナムコエンターテインメントは10月28日、『デジモンサヴァイブ』の発売時期を2021年内から2022年へと延期することを発表した。ゲーム内容の改修によってさらに時間が必要になり、そのため発売延期を決断したとのこと。
『デジモンサヴァイブ』は、2018年に発表された『デジモン』シリーズ新作だ。対応プラットフォームはPS4/Nintendo Switch。本作はサバイバルシミュレーションRPGとして開発中。荒廃してしまった異世界を舞台に、少年少女がデジモンたちと力を合わせて生き抜いていく。設定などでテレビアニメ「デジモンアドベンチャー」へのリスペクトを込めつつ、サバイバル要素が盛り込まれている。
プレイヤーの選択が物語や仲間たちの行く末を握るとされており、選択次第では仲間が命を落とすといった要素が示唆されていた。プロデューサーの羽生和正氏によると、「デジモンアドベンチャーが十五少年漂流記だとしたら、デジモンサヴァイブは蠅の王的なイメージを狙っている」と語っていた。
原点回帰と進化を狙うやや大人向けの『デジモン』ということで、かねてから国内外で期待を集めていた本作。しかしその道のりはなかなかに険しめだ。発表当初は2019年の発売が予定されていたものの、品質向上のため2020年へと延期されることが発表。その後、2020年から2021年へと延期されることが告知された。また同発表では、2019年夏にはゲームエンジンを変更するなど開発体制を変更していたことや、仕様の見直しなどをしていることが明かされていた。
【UPDATE 2021/10/29 13:25】
ゲームエンジン見直し時期について修正
しかしその後目立った情報はなく、東映アニメーションが7月に公開した2022年3月期第1四半期決算補足資料にて、『デジモンサヴァイブ』の発売時期が2022年になるとの記載がなされていた。年内の発売および開発そのものが危ぶまれていたが、このたび正式に延期が発表された。国外での期待も大きいだけに、こうした開発延期告知には英語ユーザーからも数多くの反応が寄せられている。
3度の延期、ゲームエンジンの変更、開発体制の刷新。公にされている情報だけでも、かなり困難を極めていることがわかる。一方で、本作を待ちたいと期待を寄せる声も引き続き強い。『デジモンサヴァイブ』は2022年内に発売されるのだろうか。
※ The English version of this article is available here