『ウイイレ』後継作『eFootball 2022』の“圧倒的不評”についてコナミが謝罪。改善に努め、10月中に最初のアップデートを配信へ
コナミデジタルエンタテインメントは10月1日、基本プレイ無料で配信中のサッカーゲーム『eFootball 2022』について声明を発表。ユーザーに謝罪するとともに、本作の改善を約束した。
本作は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに9月30日に配信されたが、直後からファンから不満の声が噴出。本稿執筆時点で、Steamでは約1万1000件のユーザーレビューのうち、91%が不評に投じる状況となっており、ステータスは「圧倒的に不評」。Steam全体で見ても、好評率の低さは現状ワースト1位にある。プレイヤーからは、操作性への不満やビジュアル面のバグの多さなど、さまざまな指摘がなされていた(関連記事)。
こうしたフィードバックを受けてコナミは、「皆様のご期待にお応えできていない部分につきましては、誠に申し訳ございません」と謝罪。パスのスピードやディフェンス操作など、ゲームバランスについての意見や要望が多数寄せられており、またデモシーンや、選手の表情・動き、ボールの挙動などに不具合があることを確認しているとした。
そのうえで同社は、寄せられたフィードバックを真摯に受け止め、改善に努めていくと約束。今後継続的なアップデートを実施し、クオリティの向上やコンテンツの追加を順次おこなっていくとのことだ。まずは、10月中にアップデートを配信する計画であることを明らかにしている。また、次週以降にはユーザーへのアンケートを随時実施し、さらなる意見を募る考えを示している。なお、同様の声明は海外向け公式アカウントからも発信されている。
このほか公式サイトでは、オンライン対人戦にてマッチングに時間がかかる、あるいはマッチングできない現象や、試合が正常に終了しない不具合を確認していることも発表。こちらは現在調査中とのこと。また、「後日ご迷惑をおかけしたお詫びの配布」を予定しているとした。
高い人気を誇った『ウイニングイレブン』シリーズから、新たなゲームエンジンや基本プレイ無料モデルの導入とともにブランド刷新を図るも、出足で大きくつまづいてしまった格好だ。ただ、コナミは全力で改善に取り組んでいくとのこと。多くのファンが納得できる作品へと生まれ変わり、評価を持ち直していくことを期待したい。
『eFootball 2022』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに基本プレイ無料で配信中。この秋にはモバイル版も提供され、今冬には全プラットフォーム間のクロスプレイに対応する予定だ。