『あつまれ どうぶつの森(あつ森)』10月になってできるようになること(2021年版)


2度目の10月を迎えた『あつまれ どうぶつの森』。秋の虫の音が賑やかな北半球。満開の桜いっぱいの南半球。それぞれの島では、季節に沿った複数のイベントが開催中。10月末におこなわれる「ハロウィン」の準備もはじまった。来たる11月にシリーズファン待望の無料大型アップデート配信が告知されたことから、久しぶりに島へ戻り、大量の雑草処理に追われた島民も少なくないのではないだろうか。本稿では、2021年10月に入って島に訪れた変化や月内に楽しめる季節イベントなどを紹介していきたい。

北半球には“秋の風物詩”が健在、南半球はチョウチョや観賞魚で華やかに


まずは10月に入って変化した生き物のラインナップを見ていこう。北半球の島には9月に引き続き、秋ならではの虫たちが多く生息している。すいすいと飛ぶ真っ赤なアキアカネ。美しい音色を奏でるスズムシやコオロギ。これら秋の風物詩によって、心地よい秋風をより一層感じることができそうだ。しかしながら島全体で見てみると、イエローパーチやイセエビなどが登場したものの、新たに生息しはじめた生き物の種類は控えめ。先述したアキアカネやスズムシの姿が見られるのも10月いっぱいまでとなっている。どうやら季節の変わり目を迎える11月には、多くの生き物が冬支度を始めるようだ。図鑑コンプリートを目指している場合は、10月中に再度図鑑をチェックしておきたい。

一方の南半球には、暖かな気候に誘われた数多くの生き物が登場している。特にアオスジアゲハやミイロタテハ、アカエリトリバネアゲハなどが加わった蝶類が豊富な印象だ。またネオンテトラやグッピーといった魚類のラインナップも賑やかになっている。観賞用に何匹か釣ってみるのもいいかもしれない。

今年も大型季節イベント「ハロウィン」がやってくる


次に季節イベントを見ていこう。10月の目玉となるのは、北・南半球共通の大型季節イベント「ハロウィン」だ。本年のハロウィン開催日は、昨年と同じく10月31日。10月1日からハロウィン開催日までの期間中は、イベントに向けてさまざまな準備がおこなえる。

準備のひとつが、ハロウィン当日に使うお菓子の“アメちゃん”を集めておくこと。「アメ」は毎日1個ずつ、タヌキ商店の戸棚から購入できる。価格は120ベルだ。アメはハロウィン当日にも入手できるのだが、当日にはそれなりの数を使用する。できるだけタヌキ商店に通い、毎日コツコツ集めておきたい。


そして準備で肝心なのが、島全体をハロウィン模様に着飾ることだ。10月中のタヌキ商店には、日替わりでハロウィンアイテムが並べられる。2021年からの新要素として、「ハロウィンなおやつバスケット」など3種の新アイテムも追加された(関連記事)。あわせて仕立て屋のエイブルシスターズにも、日替わりでさまざまな仮装グッズが並べられる。アメの購入ついでにこれらもチェックしておこう。なお、タヌキ商店で並べられるハロウィンアイテムはDIYレシピも入手可能だ。ハロウィンアイテムにはリメイクできるものも多く、材料からアイテムを製作すればお財布にも優しい。レシピをゲットしない手はないだろう。

ハロウィン準備期間中は、島を漂う風船を割るか、家の中で工作中の住民に話しかけることでDIYレシピが入手できる。筆者のおすすめは工作中の住民に話しかける手段。風船を割っていく方法よりも、高確率でレシピが入手できるためだ。ただし有志の検証によると、工作中の住民からレシピが貰えるのは約3時間おきに1個で、島の住民が10人の場合に1日に貰えるレシピは最大3個までと上限が設定されているようだ。したがってレシピについてもアメと同様に、毎日住民の家を回ってコツコツ集めるのがいいかもしれない。そして時間に余裕がある日は、住民の家を回りつつ、島をフワフワと漂う風船も探して割ってみよう。


なお、ハロウィンアイテムの製作およびリメイクには「かぼちゃ」が必要となる。かぼちゃは苗から育てる必要があり、タヌキ商店の戸棚から280ベルで購入可能だ。また案内所前にやってくるレイジの園芸店からは半額の140ベルで購入できる。かぼちゃの苗は花と同様に、島内の空いている地面に植えて育てていこう。かぼちゃは苗を植えた3日後に実る。毎日ジョウロで水やりをすることで、1つの苗から最大3個まで収穫可能だ。そして収穫後の苗からは、2日後に再度かぼちゃが実るようになっている。

かぼちゃは、オレンジ・白・黄色・緑の4色のものが存在する。タヌキ商店と園芸店の苗から実るかぼちゃの色はランダム。アイテム制作に必要なオレンジのかぼちゃが実る確率がもっとも高い。リメイクにはオレンジ以外のかぼちゃが必要となるのだが、それらの色が1度でも実れば増やすのは簡単。お目当ての色のかぼちゃを直接地面に植えることで、育てたい色の苗を増やしていくことができる。今年はじめてハロウィンイベントを体験する方は、アイテム制作に必要なオレンジ色のかぼちゃを中心に育てていくといいだろう。以上の「アメの購入」「ハロウィン限定アイテムの購入」「DIYレシピ集め」「かぼちゃの栽培」が、ハロウィン当日に向けて準備できる内容となる。


その後迎えるハロウィン当日には、住民たちがさまざまなグッズで仮装しお祝いしている。そして広場付近には、かぼちゃ頭のパンプキングがやってくる。パンプキングは前述した「アメ」を欲しがっており、渡してあげるとパンプキングになりきれる衣装が貰える。さらにとっておきのお菓子である「ロリポップ」をあげると、お菓子の代わりに当日限りのスペシャルなアイテムが貰えるのだ。

ロリポップは、外にいる“アメちゃん”を欲しがっている住民にアメを渡すことで入手できる。アメを渡す際に、家具やDIYレシピ、フェイスペイントやリアクションなどが貰えることも。もしもアメが足りなくなった場合は、「パンプキングフェイス」や「ミイラのかぶりもの」など、ホラーな仮装グッズを着て家の中にいる住民に話しかければアメを補充できる。また、パンプキングのなりきり衣装を着た状態で外の住民に話しかけた場合もアメが貰える。つまり、ハロウィン当日までにアメやレシピが十分に集められなかった方も、がんばってイベントをこなせばハロウィンアイテムが集められるというわけだ。10月31日におこなわれる年に1度の大型イベントを、さまざまなプレイヤーに楽しんでもらいたい。

釣り大会などの季節イベントが開催、新登場のシーズンアイテムも


最後にハロウィン以外の季節イベントも見ていこう。北・南半球共通イベントとしては、第2土曜日の10月9日に釣り大会が開催される。開催日までにアサリを拾って「サカナのまきエサ」を準備しておこう。また先月に引き続き、北半球では「木の実拾い」イベントが、南半球では「はるのわかたけ」イベントが楽しめる(関連記事)。

さらに南半球では、10月1日から桜が満開になり、島中を「さくらのはなびら」がヒラヒラと舞い始める。花びらを虫あみで集めて、「桜家具」シリーズを入手しよう。桜家具には、「さくらのじゅうたん」「いしのみずうけ〜さくら〜」といった春の風情を感じられるものが取り揃えられている。これらを飾り、島に春ならではの彩りを添えたいものだ。桜イベントは10月10日まで開催されている。


ちなみにシーズンアイテムとしては、「マリーゴールドのかざり」が新たに登場する。メキシコのお盆にあたる死者の日にちなんだアイテムだ。祭壇などに飾られるオレンジ色のマリーゴールドの生花をモチーフとした飾り家具になっている。販売期間は10月25日から11月3日まで。期間が短いため、忘れずに注文しておこう。

次回無料アップデートは11月


このようにハロウィンをはじめ、さまざまな季節イベントが楽しめる『あつまれ どうぶつの森』。先日おこなわれた「Nintendo Direct 2021.9.24」では、ファン待望の次回無料アップデートを11月に配信すると発表されている。詳細については、10月中に放送予定の「あつまれ どうぶつの森 Direct」にて明かされるという。

告知映像を見てみると、博物館2階スペース左手に見慣れぬ入口が出現。看板には“喫茶「ハトの巣」24時間営業”と記されている。次回アップデートにて、シリーズおなじみの「ハトの巣」が実装されることは間違いなさそうだ。なお告知画像には、ぼんやりと店内の内装らしきものが写っている。ゆったりとしたソファやテーブルが置かれ、鳩時計や絵画も飾られているようだ。

前作『とびだせ どうぶつの森』のハトの巣では、ハニワ好きのハトのマスターや住民とのほっこりする専用会話が楽しめた。また、最初は無口なマスターと徐々に仲良くなることでカフェのアルバイトに着任。コーヒー豆の種類やミルクの量、砂糖の数を選択し、お客として訪れる住民の好みにあったコーヒーを淹れることで、お手当てとしてカフェ限定アイテムが入手できた。そうしたハトの巣ならではの癒しの空間が、本作でも味わえることに期待を寄せたいところだ。10月の島生活を堪能しつつ、今後の続報もチェックしておこう。


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