マーベラスが、グルーブシンクを子会社化。日本のeスポーツをリードしてきた松井悠氏率いる会社

マーベラスは、2021年10月1日付で株式会社グルーブシンクの株式60%を取得し、同社を子会社化することを発表した。グルーブシンクはeスポーツシーンなどに貢献してきた会社である。

マーベラスは、2021年10月1日付で株式会社グルーブシンクの株式60%を取得し、同社を子会社化することを発表した(リンク先はPDF)。つまり、明日をもってグルーブシンクは、マーベラス傘下に入ることになる。株式取得価額は2億5500万円。

グルーブシンクは、2002年に設立された会社。代表取締役を務めるのは松井悠氏。HPの企画や制作、PRなどを大手会社から請け負っている一方、ゲームイベント運営などにも携わってきた。松井氏は、はやくから日本のeスポーツの発展にも尽力しており、数々のイベントの企画制作に携わった実績をもつ。国内eスポーツシーンの現状や課題を深く理解する人物として、メディア露出やイベントに登壇する機会も多い。

マーベラスは、こうした松井氏およびグルーブシンクの手腕を評価しているようで、オフラインイベントの手腕だけでなく、オンラインイベントの開催・運営においても、豊富な実績があると評価。今後グルーブシンクは、マーベラスおよびグループ企業が保有するIPの活用や、業務提携先との連携等を含め、eスポーツ分野への事業展開を視野に入れた取り組みを進めていくようだ。

なお、今回の子会社化がマーベラスの2022年3月期連結業績に与える影響については、軽微とのこと。多岐にわたる事業を抱えるマーベラスが、今後グルーブシンクを共にどのような展開をしていくか、その動向に注目が集まるところだろう。


※ The English version of this article is available here

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

記事本文: 5195