国産3DダンジョンRPG『Path of the Abyss』Steamストアページ公開、体験版年内配信へ。自由にパーティーとビルドを組み、奈落を目指せ
国内の個人開発者すずきすずぞう氏は、『Path of the Abyss』のSteamストアページを公開した。ストアページによると、ゲーム内は日本語および英語表示に対応。ストアページにあわせて、PVも公開されている。また同氏のTwitterやpixiv FANBOXでは、開発中の情報などが公開されている。
『Path of the Abyss』は、リアルタイムな戦闘システムを搭載したダンジョン探索RPGである。本作の舞台は、東ウェルトデンなる地域に存在する小さな遺跡だ。遺跡では、かつて盗掘が繰り返されていたが、最近では誰の目にも留まらず、静かに朽ち果てようとしているかに思われていた。
ある時、遺跡内で恐ろしいモンスターが目撃される。噂話だと侮った冒険者や、領主が結成した調査隊が遺跡を訪れるが、いずれも無残な結果に終わってしまう。そして、遺跡の噂を聞きつけた腕に覚えのある冒険者たちが、東ウェルトデンを訪れようとしていた。冒険者としてやってきたプレイヤーは、パーティーを率いてダンジョン内を冒険。一つの広大なダンジョンと、複数のサブダンジョンで構成された遺跡の謎を解き明かし、奈落を目指すこととなる。
プレイヤーは、4クラスからキャラクターを作成し、パーティーを編成する。登場するクラスは、安定したダメージを与えられる戦士、瞬間ダメージや状態異常が得意な盗賊、信仰対象に応じた奇跡や回復スキルを持つ神官、詠唱時間とコストが大きいものの強力な魔術が使える魔術師。職業ごとに装備できる武器種の縛りなどはなく、多数の職業スキルやパッシブルスキルが用意されているという。また、レベルアップ時に得られるステータス/スキル/特性ポイントの割り振りや、装備に付与された特殊能力などによって、キャラクターの特性が変化する。ビルドに応じて、長距離攻撃に特化した戦士や、自己強化魔法によって最前列で剣を振るう魔術師など、プレイヤーのイメージに応じたキャラクターを育成できるそうだ。
敵とのエンカウント時には、各キャラクターのスキルがセットされた9枠の隊列パネルを使って、戦闘が繰り広げられる。隊列パネルはパーティーの陣形そのものであり、上段から順に前衛/中衛/後衛を示す。たとえば、戦士の持っているスキルが攻撃対象となった場合には、戦士が攻撃対象となるなど、敵/味方の行動はスキルパネルを対象に実行する。スキルには、隣り合うスキル同士で影響を与えるシナジーなどもあり、隊列が重要な要素なのだろう。また本作の戦闘はリアルタイムに進行。敵の攻撃には準備時間があり、攻撃を阻害したり、事前に行動に応じたスキルを選択したりなどが可能となっている。そのほか、オートマッピングや、スキルの自動実行機能なども搭載されているようだ。
本作を開発しているのは、国内の個人開発者すずきすずぞう氏だ。集英社ゲームクリエイターズCAMP内の記載によると、本作は2020年8月頃より開発がスタート。同氏が1人で開発しており、完成まであと1年ほどはかかる見込みだという。現在体験版の公開準備が進められており、年内には公開予定であるそうだ。
『Path of the Abyss』は、現在PC(Steam)向けに開発中。体験版は、2021年内に公開予定とされている。
※ The English version of this article is available here