新作ボードゲーム『ハッピーダンガンロンパS』ゲームプレイ新情報公開。すごろくで育てたキャラでバトルモードに挑む


スパイク・チュンソフトは9月28日、新作ボードゲーム『ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿(以下、ハッピーダンガンロンパS)』について新情報を公開した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、11月4日発売予定。
 

 

『ハッピーダンガンロンパS』は、『ダンガンロンパ』シリーズ新作となるすごろく形式のボードゲームだ。シリーズ過去3作とセットになったNintendo Switch向けパッケージ『ダンガンロンパ トリロジーパック + ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿』に含まれるほか、ダウンロード版は個別販売もされる。本作は『ニューダンガンロンパV3』のおまけモードだったボードゲーム風育成ゲーム「超高校級の才能育成計画」を大幅にパワーアップしたもので、単体ゲームとしてかなりの厚みをもつ作品になるようだ。

『ハッピーダンガンロンパS』では常夏の楽園ジャバウォック島を舞台に、シリーズに登場したキャラクターたちが多数出演して“合宿”をおこなう。キャラクター同士のイベントは1000を上回り、新規イラストも収録される。今回新たに明かされたのは、本作におけるキャラクター育成およびバトルモードの詳細だ。
 

 
本作でプレイヤーは、キャラクターたちの育成を通じて「希望のカケラ」を集めていく。キャラ育成完了とともに手に入る希望のカケラは、10個集めるごとにメインストーリーが進展する。各キャラクターは「スポーツタイプ」「インテリタイプ」「バラエティタイプ」の3種類に分類され、それぞれのタイプはボードゲーム用の特殊効果とバトル用のコマンドをひとつずつもっている。例として、スポーツタイプのキャラはサイコロで出た目の2倍を進める「シャカリキ」といった能力をもっているようだ。ボードゲームでは特殊効果がターン開始時にランダムで発動し、バトル用のコマンドは1回のバトルにつき一度だけ使用可能な能力となっている。
 

 
すごろくの行方を決めるマス目については7種類が存在する。まず、キャラ経験値が手に入る「成長マス」やスキル習得に必要となる「才能のカケラ」を入手できる「才能マス」は、キャラの育成に寄与するものだ。モノクマ型モンスター「モノケモノ」との戦闘が発生する「バトルマス」もあり、バトルマスでは敵に勝利すると経験値と島内通貨「ジャバコイン」が手に入るとのこと。バトルで手に入れたジャバコインは、「ショップマス」に止まった際に装備品やゲームを有利に進めるカードの購入に利用できる。また、カードについては「カードマス」でも入手可能となっている。「イベントマス」では合宿のなかで起きるさまざまな出来事が描かれ、選択肢が用意されているものでは選択によって上昇する能力や結末が変わる。さらに「仲良しマス」では、本編では決して見られないキャラクター同士の交流イベントが閲覧でき、交流の後には能力値も上昇する。
 

 
ボードゲームで育成が完了したキャラクターは、ウェーブ形式のバトルモード「絶望の塔」で使用可能になる。最大4人のキャラでパーティーを組み、モノケモノたちが待ち受ける全200階層のバトルに挑むのだ。各階層のバトルには3種類のミッションが設定されており、達成すると新キャラアンロックなどに使える「モノクマメダル」が手に入る。また、倒したモノケモノが落とした素材アイテムから装備品をクラフトする要素もある。
 

 
なお、スパイク・チュンソフト英語版サイトの『ハッピーダンガンロンパS』詳細記事によると、ゲームプレイによって全要素をアンロックできるほか、課金でもキャラおよびアイテムを入手できるとの記述がある。しかし、あくまでも海外向けの情報であるため、国内版でも同様かは不明だ。同ページの情報によれば、入手したモノクマメダルは各種モノモノマシーン(および、ヤシの木型のモノモノヤシーン)に投じられるようだ。報酬は前述のキャラアンロックのほか、キャラアップグレードカードやアイテムが用意されているとのこと。また、モノモノヤシーンからは水着カードなどが出る可能性がある。

『ハッピーダンガンロンパS』は11月4日、Nintendo Switch向けに発売予定。価格は2000円(税抜)。本作とシリーズ過去3作がセットになった『ダンガンロンパ トリロジーパック + ハッピーダンガンロンパS』も同日Nintendo Switch向けに4980円(税抜)で発売予定。なお、過去3作もそれぞれ1782円(税抜)で個別販売される。