ビーバー都市建設シム『Timberborn』がSteamで好調な滑り出し。働き者ビーバーの輪が広がる
デベロッパーのMechanistryが日本時間9月16日に早期アクセス配信開始した都市建設シミュレーションゲーム『Timberborn』が、Steamにて好調な滑り出しを見せているようだ。
『Timberborn』は、人類が姿を消し荒廃した世界を舞台に、進化し高い知性を持ったビーバーたちが都市を創り上げる都市建設シミュレーションゲームだ。プレイヤーは自然に優しいフォークテイルと、働き者集団のアイアン・ティースという2種類のビーバー陣営を選択し、それぞれ独自の特徴やゲームプレイスタイルで都市開発を進めることができる。ビーバー陣営については今後のアップデートで追加予定だ。ビーバーらしく木材を使った建設のほか、旧世界の遺跡から得た鉄なども利用できる。治水・食事・娯楽などに気を配り、知性的にビーバー都市を築くのだ。本作は日本語にも対応しており、ゲームプレイのコアメカニクスは現時点で実装済み。約1年間の早期アクセス期間を見込んでいる。
『Timberborn』は配信開始から間もなくSteamにおけるピーク接続者数5000人を突破し、インディーゲームとして好調なセールスを示している(SteamDB)。Steamユーザーレビューについても記事執筆時点で130件を集め、うち94%が好評の「非常に好評」ステータスとなっている。ビーバー建設シムというコンセプト自体や、早期アクセスでありながらバグなどが比較的少なく安定している点がユーザーたちに評価されているようだ。
また、Steamでのリリース直後には同作公式Twitterアカウントが「Steamで問題が見つかりました」と投稿し、わずか7分後には「直しました」と報告する一幕があった。その後もユーザーからの不具合の指摘に素早い対応をしており、細やかなサポート姿勢を伺わせている。Twitterアカウントのビーバーアイコンも相まって、まるでビーバーがせかせかと働いているような微笑ましい印象だ。
開発元のMechanistryは『Timberborn』についてコミュニティとの連携にも力を入れており、同作公式Discordサーバーは現在2000人を超える参加者を集めている。同サーバーではユーザーと開発元の間で活発なやりとりが見られ、定期的に「Beaver Brainstorms」と題してユーザーからのアイディアを募るディスカッションも開催している。また、今年2月にはTwitchストリーマーによる同作テスト版のプレイ配信が、ピーク視聴者数2万7000人を突破している。今回のSteamにおける好調な滑り出しは、同スタジオの作品およびコミュニティに対する真摯な姿勢と、マーケティングが功を奏した結果なのだろう。
『Timberborn』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)にて早期アクセス配信中で、日本語にも対応している。9月23日まで、各ストアにて10%オフの特別価格で提供中だ。