超脳力アクションRPG『スカーレットネクサス』アプデ1.03配信開始。SASカットイン演出設定やカメラの動き改善で、遊びやすさ向上
バンダイナムコエンターテインメントは9月14日、『SCARLET NEXUS(スカーレットネクサス)』にてVer1.03を配信した。同アップデートでは、プレイヤーからの意見を参考にした内容が含まれており、オプション項目が追加されている。
『SCARLET NEXUS』は、バンダイナムコスタジオが開発したブレインパンク・アクションRPGである。本作の舞台は、「脳力」による文明が発達した未来。この世界には、怪異と呼ばれる兵器の通用しない驚異が存在し、能力者だけで構成された集団「怪伐軍」が対応することで、平穏が守られてきた。本作の主人公であるユイトとカサネは、新しく怪伐軍へ加わった念力の使い手。2人は、怪伐軍として怪異と戦っていく中で仲間との絆を育み、世界の真実を知っていくことになる。また、主人公ごとにそれぞれの視点から物語が展開されていく。
ユイトとカサネは自身の脳力である「念力」に加えて、仲間たちの持つ脳力も使用可能だ。パイロキネシスで炎を付与したり、超高速で周囲の時間を遅くしたりなど、さまざまな脳力が登場。ゲームを進めていくと脳力の同時発動も可能になり、脳力を組み合わせて戦う爽快な戦闘が繰り広げられる。
本作のSteam版では、記事執筆時点で5400件以上のユーザーレビューが寄せられ、そのうち85%以上のユーザーから好評を得て「非常に好評」となっている。一方プレイヤーの間では発売当初から、ロックオン周りやSAS演出などいくらかの不満点が挙げられていた。9月14日に配信されたVer1.03は、そうしたプレイヤーからの要望に応えるものだ。アップデート後は、オプション内のコンフィグに新たな設定項目が追加されている。
新たなオプションの内、SASカットイン演出をデフォルトのオンからオフへと変更すると、SAS発動時のカットイン演出がカットされる。Ver1.02までの『SCARLET NEXUS』では、戦闘中に仲間の脳力を起動するたび、脳力を借りた仲間の顔と声が表示されるカットイン演出がおこなわれていた。カットイン自体は短く、共闘感を演出できているものの、脳力を起動するごとに表示されるため、戦闘のテンポを損なっている側面もあった。今回のアップデートにより、オプションからSASカットイン演出のオン/オフが設定可能となったことで、プレイヤーが演出と戦闘のテンポのどちらを重視するか選択できるようになったわけだ。また、オプション内には字幕の文字サイズの設定が追加されており、従来の通常と拡大の2択で選択できる。拡大に設定を変更すると、TIPSの文字やイベント中の字幕、ログやブレイントークなどの文字サイズが従来よりも大きな文字で表示される。
そのほか、「カメラとの距離」が追加され、従来の通常も含めたカメラ距離が3段階から選択可能。非ロックオン時の攻撃方向に関わる「攻撃方向の補正」、ロックオン中の攻撃挙動に関わる「ロックオン中の攻撃方向補正の優先」、カメラの追従速度を変化させる「カメラの追従速度設定」なども、設定項目に追加されている。また公式の発表によると、Ver1.03では非戦闘時の走り出しタイミングの調整や、不具合修正も実施されているようだ。
『SCARLET NEXUS』は、PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに発売中。今後のアップデートとしては追加有料DLCや、無料アップデートによるコンテンツ追加も予定されている。