マルチプレイBBQシム『BBQ Simulator: The Squad』発表。「飢える前に焼いて食う」壮絶バーベキュー体験
トルコのデベロッパーCubeCube Sportsは9月14日、バーベキューシム『BBQ Simulator: The Squad』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、リリース時期は「もうすぐ(Very Soon)」としている。
『BBQ Simulator: The Squad』は最大8人までのマルチプレイをサポートする、バーベキューシミュレーションゲームだ。庭に集まった仲間たちは楽しいバーベキューのさなかにも刻々と飢えていく。プレイヤーは自身や仲間が飢えて気絶する前にソロで、あるいは協力して十分な量の食材を焼きまくらねばならない。調理事態は室内の電子レンジでも可能なものの、きちんと動作するか、爆発しないか確かめる必要があるとのこと。グリルの準備から食材の選定、焼き加減まですべてはプレイヤーの手に委ねられている。
たのしいバーベキューの障害となるのは空腹だけではない、庭には敵対的なハエが肉を狙ってうろつき、雨や雪のような気象現象にも注意を払う必要がある。バーベキューの道は険しいのだ。マルチプレイでは皆で助け合う精神が必要になるだろう。また、プレイヤーには男女のアバターが用意されており、顔の細部に至るまで細かくカスタマイズ可能となっている。また、庭にはサッカーボールや芝刈り機など複数のアクティビティが用意されている。みんなが一生懸命働いている最中に別のことをして遊ぶ、「あいつ何やってんだ」タイプのバーベキューの楽しみ方もできるようだ。
また、「リラックスしてバーベキューを楽しみたい」という要望にも応えられるよう、本作には複数のバーベキューシナリオが用意されているとのこと。ハエ湧き肉飛び交う厳しい激戦を選ぶも、ゆっくりと空腹を満たす癒やしのバーベキューを選ぶもプレイヤー次第ということだろう。
本作開発元のCubeCube Sportsは、トルコはイスタンブールを拠点としている。同スタジオは過去にキャンプシム『Camping Simulator: The Squad』をSteam向けにリリースしており、今回の『BBQ Simulator: The Squad』とグラフィックスタイルおよびゲームシステムの一部を流用しているようだ。
なお、『Camping Simulator: The Squad』については現在早期アクセス配信中であり、継続的なアップデートがなされている。同作Steamユーザーレビューも302件中82%が好評と一定の評価を得ているものの、バグの存在やコンテンツの少なさに言及する意見も少なくない。同作の正式リリースを待たずしての新作『BBQ Simulator: The Squad』発表となっているため、今後の開発リソース配分はやや心配な点だ。
『BBQ Simulator: The Squad』はPC(Steam)向けに配信予定で、リリース時期は「もうすぐ(Very Soon)」としている。なお、本作についてはSteamストアページを見るかぎり早期アクセス期間は設けないようだ。