アクションRPG『Lunacid』発表。『キングスフィールド』『シャドウタワー』などフロム作品に影響受けた深淵への決死行

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インディーデベロッパーのKIRAは9月11日、一人称視点ARPG『Lunacid』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、早期アクセス配信予定。リリース時期は未定だ。
 

 
『Lunacid』はダークな世界で展開する一人称視点アクションRPGだ。本作の世界は、海から現れた大いなる獣の発する毒の霧に覆われている。プレイヤーの分身となる主人公は“要らぬと見なされた者”が投げ込まれる大井戸の底、月の光差し込む地下世界で目を覚ます。ダンジョンの奥深くに存在する「眠る古き者(Sleeping old one)」と接触して地下世界から脱出するため、主人公はクリーチャーと謎に満ちた世界に深く潜り込んでいく。

ゲームのコンセプトや「大いなる獣」、「霧に覆われた世界」などのキーワードでピンときた読者も多いかもしれない。それもそのはず、本作は『キングスフィールド』や『シャドウタワー』など、フロム・ソフトウェア過去作品に影響を受けたことを明言している。本作のスクリーンショットを見ると、たしかにPlayStation風の描画や全体的なデザインに上述の作品からの影響が見て取れる。角の生えた女性NPCはいかにも『シャドウタワー』を想起させるし、幻想的なフィールドの雰囲気は『キングスフィールド』譲りだろう。舞台設定には『Demon’s Souls』など、やや近年のフロム・ソフトウェア作品と共通する点が多い。
 

 
本作開発元のKIRAは、名を同じくする個人開発者のAkuma Kira氏による小規模デベロッパーだ。同氏は過去に『Spooky’s Jump Scare Mansion』や『Lost in Vivo』などの一人称視点ホラーゲームを手がけており、いずれもSteamにてユーザーから高い評価を受けている。同氏は過去作品に銃や近接武器での戦闘などのアクション要素をしばしば盛り込んでおり、ホラーとアクションゲーム作りの経験が本作にも活かされることが期待できる。
 

 
なお、早期アクセス配信ではほとんどの基本要素を実装しており、計画にあるエリアのうち約20%を含むとのこと。早期アクセス配信期間中にコンテンツの追加や、プレイヤーたちのフィードバックを受けての武器や敵などの調整をしていき、完成に向けてストーリーおよびマップを仕上げる予定だ。早期アクセス配信期間は約1年から2年ほどが見込まれているほか、期間中は正式リリース版の半額でゲームを提供するとのこと。

『Lunacid』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信予定。リリース時期は追って発表される。

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