国産タイムスリップADV『Summer Mission』9月11日発売へ。もう居ないおばあちゃんに謝るため、少年は1980年へと旅立つ

国内個人開発者のAzami氏は9月3日、アドベンチャーゲーム『Summer Mission』を9月11日に発売すると発表した。『Summer Mission』は三人称視点の3Dアドベンチャーゲームだ。

国内個人開発者のAzami氏は9月3日、アドベンチャーゲーム『Summer Mission』を9月11日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は620円。


『Summer Mission』は三人称視点の3Dアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは主人公の少年トワとなり、わだかまりを残したまま逝ってしまった祖母サユリとの雪解けを求めて過去に旅立つ。謎の女性から「3日間だけ過去に戻れるチケット」を渡されたトワは1980年の夏へと時を超えて、自身と同い年の、15歳当時のサユリと出会うのだ。意外なことに、サユリは祖父であるセージでなくレイという少年と恋仲になっている。このままではサユリとセージは結ばれず、子孫である主人公は生まれないことになってしまう。プレイヤーは、自分の祖先と関わる体験をすることになる。


本作はフリーゲーム配信サイト「ふりーむ!」にて体験版を配信している。製品版には3種類の結末があり、メインキャラクター3人のうち誰の家に泊めてもらうかで物語が分岐する。体験版においては、祖父であるセージに泊めてもらうルートを結末までプレイできる。

体験版では、街を探索するパートを味わえる。シンプルながら随所に昭和を感じさせるものが配置されており、1980年代を表現しようという気概を感じた。クエストマーカーのようなシステムはないものの、いつでもメニューで目的を確認でき、主要キャラが親切めにヒントをくれるようになっている。一方、キーボード・パッド共に視点操作にやや癖があり、設定変更できない点は気になった。いずれにせよ体験版での印象であるため、製品版で調整や設定が加わるかもしれない。


本作はカットシーンにも力を入れており、体験版ではその内容が垣間見える。カットシーンは基本的に4名の声優によるフルボイスで、会話に合わせてキャラクターにリップシンクがつけられており、表情も変化する。キャラクターの顔や手の動きには、モーションキャプチャーしたデータを利用しているという。カットシーン以外の会話はテキストベースとなっており、メインキャラクターのほか、街に30人いるという住人との会話も楽しめる。また、メインストーリーを追う以外にも、街の人々と交流を深める12個のサブミッションが用意されている。


『Summer Mission』はPC(Steam)向けに9月11日リリース予定。価格は620円。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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